ブラザー MFC-L2880DWの評判は?口コミと機能を徹底解説

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ブラザー工業のMFC-L2880DWは、A4モノクロレーザー複合機として高い評価を得ている製品で、印刷速度の速さやランニングコストの低さ、多機能性が口コミで好評を集めています。2024年2月20日に発売されたこのモデルは、プリント・コピー・スキャン・FAXの4機能を1台に集約し、小規模オフィスやSOHO環境で特に支持されています。この記事では、MFC-L2880DWの評判を実際のユーザーの声をもとに詳しく解説するとともに、スペックやランニングコスト、競合機種との違いまで、購入前に知っておきたい情報を網羅的にお伝えします。

目次

MFC-L2880DWとはどんな複合機か

MFC-L2880DWは、ブラザー工業のレーザープリンター・複合機シリーズ「JUSTIO(ジャスティオ)」に属するA4モノクロレーザー複合機です。型番の「MFC」はMulti Function Center(多機能センター)の略称で、プリント・コピー・スキャン・FAXという4つの基本機能を搭載していることを示しています。「L」はレーザー方式を、「DW」はDuplex(両面印刷)とWireless(無線LAN)への対応を意味しています。

本製品の最大の特徴は、コンパクトな筐体に多彩な機能を詰め込みながら、7年間または約5万ページという長期の製品耐久性を実現している点です。長く安心して使い続けることができるため、頻繁に機器を買い替えたくないユーザーにとって大きな安心材料となっています。本体サイズは幅410mm×奥行421mm×高さ319mmで、重量は約11.8kgとなっており、デスクの上にも設置可能なコンパクトさを備えています。

MFC-L2880DWの評判と口コミの傾向

MFC-L2880DWの評判を総合的に見ると、印刷速度や安定性、ランニングコストの面で高い評価を得ている一方、いくつかの注意点も報告されています。

高く評価されているポイントとして、まず挙げられるのが印刷速度の速さです。A4サイズで約34枚/分という印刷速度は、実際の使用場面でも十分に快適で、大量の文書を印刷する際にもストレスを感じにくいという声が多く寄せられています。また、本体がコンパクトでありながら動作が安定しているという評価も目立ちます。

レーザープリンターならではの利点として、長期間使用しない期間があってもインク詰まりのような問題が発生しないという点も好評です。インクジェットプリンターでは、しばらく使わないとノズルが詰まってしまうことがありますが、レーザー方式ではそうした心配がありません。たまにしか印刷しないユーザーにとっても、いつでも安定した印刷品質が得られることは大きなメリットです。

一方で、改善を望む声もいくつか見られます。複数のプリンターを登録して切り替える際に時間がかかるという報告があり、複数のプリンターを併用する環境では、切り替え操作にストレスを感じる場合があるようです。また、起動時やスリープモードからの復帰時に機械的な動作音が発生するため、静かな環境で使用する場合には注意が必要です。

両面スキャン機能については、想像以上に時間がかかるという指摘もあります。ただし、両面同時スキャン機能が搭載されていること自体の利便性を考えると、許容範囲内と判断するユーザーが多い傾向です。

MFC-L2880DWの印刷性能と品質

MFC-L2880DWの印刷性能は、ビジネスユースに十分な水準を備えています。A4サイズの片面印刷で約34枚/分という高速印刷を実現しており、両面印刷時でも約16面/分の速度を維持しています。ファーストプリントタイム(最初の1枚が出力されるまでの時間)は約7.5秒以下で、急ぎの印刷にもすぐに対応できます。

印刷解像度は最大1200×1200dpiで、HQ1200テクノロジーにより、細い線や小さな文字もくっきりと印刷されます。ビジネス文書はもちろん、グラフや図表なども鮮明に出力することが可能です。

自動両面印刷機能を標準搭載している点も見逃せません。用紙の両面に印刷することで、用紙コストを最大50%削減できるため、会議資料や報告書の印刷時に特に重宝します。給紙トレイの容量は標準で約250枚で、手差しトレイも1枚分用意されています。対応用紙はA4、レター、B5、A5、A6、エグゼクティブのほか、封筒やラベル用紙への印刷にも対応しており、用紙の厚さは60〜163g/m2まで幅広く使用できます。

さらに、2ウェイ給排紙機能により、厚紙や封筒などの特殊な用紙にも対応しています。手差しトレイから給紙し、本体背面の排紙口から排出するストレートパスを使うことで、厚紙のカール(反り)を防止できる仕組みです。

MFC-L2880DWのスキャン・コピー機能の評判

MFC-L2880DWのスキャン機能で最も注目されているのが、両面同時スキャンへの対応です。ADFに原稿をセットすると表面と裏面を同時に読み取ることができ、両面原稿のスキャン時間を大幅に短縮できます。ADF(自動原稿送り装置)の最大積載枚数は50枚で、大量の書類にも対応可能です。

スキャン解像度は光学解像度で最大1200×1200dpiに対応しており、文書だけでなく写真や細かい図面も高精細にデジタル化できます。ADF使用時のスキャン速度は、モノクロで約28ページ/分、カラーで約20ページ/分となっています。

スキャンしたデータの保存先も多彩で、USBメモリへの直接保存、パソコンへのネットワーク経由での保存、Eメールへの送信、FTPサーバーやSharePointフォルダーへのアップロードなどに対応しています。ファイル形式もPDF、JPEG、TIFF、XPSに加え、テキスト検索可能なサーチャブルPDFにも対応しており、紙の書類をデジタル化してペーパーレス化を進めたい企業にとって実用的な機能です。

コピー機能も充実しており、コピー速度は片面で約34枚/分と高速です。ファーストコピータイムは約9.8秒以下で、拡大・縮小コピーは25%から400%まで対応しています。Nin1コピー(複数ページを1枚にまとめる機能)やIDカードコピー(IDカードの両面を1枚にまとめてコピーする機能)といった便利な機能も搭載されており、連続コピー枚数は最大99枚です。

MFC-L2880DWのFAX機能と活用方法

MFC-L2880DWはFAX機能を標準搭載しており、不動産業や法律事務所、医療機関などFAXが欠かせない業種でも活躍します。FAX送信解像度は最大300×300dpiで、ビジネス文書を鮮明に送信できます。モデム速度は最大33,600bps(スーパーG3対応)に対応しており、高速なFAX通信が可能です。

メモリ送信・受信に対応しており、約500ページ分のFAXデータをメモリに保存できます。ワンタッチダイヤルは200件まで登録可能で、よく送信する相手先を素早く呼び出せます。

特に便利なのが、PC-FAX機能です。パソコンで作成した文書を直接FAXとして送信することが可能で、文書を一度印刷してからFAX機にセットするという手間が省けます。さらに「PCファクス受信」機能を使えば、受信したFAXデータをパソコンに転送して紙を使わずに確認できるため、用紙コストの削減にもつながります。

MFC-L2880DWのランニングコストと経済性

MFC-L2880DWの評判が高い大きな理由のひとつが、ランニングコストの低さです。本製品はトナーカートリッジとドラムユニットが分離型となっており、トナーが切れた場合はトナーカートリッジのみを交換すれば良く、ドラムユニットはその寿命が来るまで使い続けることができます。一体型と比べて無駄が少なく、経済的な運用が可能です。

対応するトナーカートリッジは3種類あり、標準トナーカートリッジ(TN-32J)は約1,500ページ、大容量トナーカートリッジ(TN-32JXL)は約3,000ページ、超大容量トナーカートリッジ(TN-32JXXL)は約5,000ページの印刷が可能です。

トナーカートリッジ型番印刷可能枚数1枚あたりコスト
標準TN-32J約1,500ページ
大容量TN-32JXL約3,000ページ
超大容量TN-32JXXL約5,000ページ約3.3円

超大容量トナーカートリッジを使用した場合、1枚あたりのトナーコストは約3.3円と非常に経済的です。ドラムユニット(DR-32J)の寿命は約12,000ページで、ドラムを含むトータルランニングコストは約4.0円/枚となります。

消費電力の面でも省エネ設計が施されており、コピー時の平均消費電力は約470W、スリープモード時は約2.8Wと低く抑えられています。国際エネルギースタープログラムにも適合しており、電気代の削減にも貢献します。なお、本体購入時にはスタータートナーカートリッジが付属していますが、印刷可能枚数は約700ページとなっているため、早めに交換用のトナーカートリッジを準備しておくことをお勧めします。

MFC-L2880DWのネットワーク接続とモバイル印刷

MFC-L2880DWは多彩な接続方式に対応しています。有線LANは10Base-T/100Base-TXに対応し、安定した通信が必要なオフィス環境に適しています。無線LANはIEEE 802.11a/b/g/n(Wi-Fi 4)に対応しており、2.4GHz帯と5GHz帯の両方で接続可能です。5GHz帯に対応していることで、電子レンジやBluetooth機器などによる2.4GHz帯での電波干渉を回避でき、より安定した無線通信が実現します。

Wi-Fi Direct機能にも対応しており、無線LANルーターがない環境でもスマートフォンやタブレットから直接印刷することが可能です。USB接続はHi-Speed USB 2.0に対応しています。

モバイル印刷機能も充実しており、ブラザーの専用アプリ「Brother Mobile Connect」を使えば、iOS・Androidの両方からスマートフォンやタブレットで直接印刷やスキャンが行えます。プリンターの状態確認やトナー残量の確認もアプリ上で可能です。Apple端末からはAirPrintで追加のドライバーやアプリなしで直接印刷でき、Android端末からはMopria Print Serviceを使って多くのアプリから直接印刷できます。

クラウド接続にも対応しており、Brother Web Connectを使用することで、Googleドライブ、Dropbox、OneDriveなどのクラウドサービスと連携し、クラウド上のデータを直接印刷したり、スキャンしたデータをクラウドに保存したりすることが可能です。

対応OSはWindows 11/10、macOS、Linuxと幅広く、さまざまな環境で利用できます。

MFC-L2880DWの操作性とセットアップ

操作パネルには3.5型TFTカラータッチパネル液晶が搭載されており、スマートフォンのように直感的なタッチ操作が可能です。アイコンベースのメニュー表示で、初めて使う方でも迷わず操作できるよう工夫されています。各種設定やFAXの送信先指定なども画面をタッチするだけで簡単に行えます。

セットアップも比較的簡単です。付属品としてスタータートナーカートリッジ、ドラムユニット、電源コード、電話機コード、受話器と受話器コード、かんたん設置ガイドなどが同梱されています。トナーカートリッジとドラムユニットの取り付けは、本体前面のカバーを開けてスライドして装着するだけで、初めてプリンターを使う方でも設置ガイドに従えば問題なく行えます。

Wi-Fi接続の設定方法は複数用意されており、操作パネルのセットアップウィザードから接続したいSSIDを選択してパスワードを入力する方法のほか、WPS(Wi-Fi Protected Setup)のワンプッシュ方式にも対応しています。ルーターにWPSボタンがある場合は、本体のWi-FiボタンとルーターのWPSボタンを押すだけで自動的に接続設定が完了します。パソコンへのドライバーインストールも、ブラザーの公式サイトからダウンロードするか付属のインストーラーを使用して簡単に行えます。

MFC-L2880DWとMFC-L2860DW・DCP-L2660DWの違い

MFC-L2880DWの購入を検討する際には、同じブラザー工業のラインナップにおける類似機種との違いを把握しておくことが重要です。

比較項目MFC-L2880DWMFC-L2860DWDCP-L2660DW
FAX機能ありありなし
両面同時スキャン対応非対応非対応
タッチパネル3.5型やや小型2.7型
印刷速度(A4片面)約34枚/分約34枚/分約34枚/分
自動両面印刷対応対応対応
Wi-Fi 5GHz対応対応対応

MFC-L2860DWは、MFC-L2880DWの下位モデルに位置する機種です。基本的な機能は同じですが、MFC-L2880DWが両面同時スキャンに対応しているのに対し、MFC-L2860DWは片面スキャンのみとなっています。両面の書類を大量にスキャンする機会が多い場合は、MFC-L2880DWの方が圧倒的に効率的です。タッチパネルのサイズもMFC-L2880DWの3.5型の方が大きく、操作性に優れています。

DCP-L2660DWは、型番の「DCP」が示す通りFAX機能を持たないモデルです。プリント・コピー・スキャンの3機能のみを搭載しており、FAX機能が不要な場合はコストを抑えることができます。印刷速度や基本的な印刷品質に差はなく、無線LAN対応や自動両面印刷、7年間の製品耐久性といった基本仕様も共通しています。

つまり、FAX機能と両面同時スキャン機能が必要かどうかが、機種選びの大きなポイントとなります。

MFC-L2880DWのセキュリティ機能と環境配慮

ビジネス用途の複合機において、セキュリティ機能は見逃せない要素です。MFC-L2880DWには、セキュアプリント機能が搭載されており、印刷データにパスワードを設定して、本体の操作パネルでパスワードを入力しない限り印刷されないようにすることができます。機密文書の印刷時に、他のユーザーに内容を見られるリスクを軽減できます。

SSL/TLS暗号化通信に対応しているため、ネットワーク経由での通信を暗号化してデータの盗聴や改ざんを防止できます。IPフィルタリング機能により、特定のIPアドレスからのアクセスのみを許可することも可能で、不正なアクセスを防止できます。

環境面では、国際エネルギースタープログラムに適合しており、省エネ性能が認められています。自動両面印刷機能を標準設定にすることで、年間の紙の使用量を大幅に削減でき、環境負荷の低減とコスト削減を同時に実現できます。トナーカートリッジとドラムユニットは、ブラザー工業の回収リサイクルプログラムの対象となっており、使用済みのカートリッジを回収してリサイクルすることが可能です。

MFC-L2880DWの価格帯と購入時のポイント

MFC-L2880DWの市場価格は、販売店やタイミングによって異なりますが、概ね32,000円〜38,000円程度の価格帯で販売されています。Amazon、ヨドバシカメラ、ヤマダウェブコム、ケーズデンキオンラインショップ、ノジマオンライン、楽天ビック、エディオンなどの主要なオンラインショップで取り扱いがあるほか、ブラザーダイレクトクラブ(ブラザー公式オンラインショップ)でも購入可能です。

量販店のポイント還元や各ショッピングサイトのセール・キャンペーンを利用することで、実質的な購入コストをさらに抑えられる場合があります。購入を検討する際は、複数のショップの価格を比較してみることをお勧めします。

MFC-L2880DWはどんなユーザーにおすすめか

MFC-L2880DWは、小規模オフィスやSOHO環境で、プリント・コピー・スキャン・FAXの全機能を1台で賄いたいと考えている方に特に適しています。複数の専用機を設置するスペースが限られている場合、コンパクトな1台で全機能を利用できることは大きな利点です。

印刷コストを重視するユーザーにとっても、超大容量トナーカートリッジ対応による1枚あたり約3.3円という低コスト印刷は大きな魅力です。大量印刷を行う環境では、インクジェットプリンターと比較して経済的なメリットがさらに際立ちます。

長期間にわたって安定して使用したい方にも、7年間または約5万ページの製品耐久性は心強いスペックです。両面原稿の大量スキャンが必要なユーザーにとっては、両面同時スキャン機能が業務効率の向上に直結します。書類のデジタル化やペーパーレス化を推進している企業にとって、この機能は特に価値があります。

FAX機能が不要な場合はDCP-L2660DW、両面同時スキャンが不要な場合はMFC-L2860DWも検討する価値がありますが、全ての機能を備えた最上位モデルとしてMFC-L2880DWを選ぶメリットは大きいといえます。購入の際は、自身の使用環境や必要な機能を明確にした上で、ランニングコストも含めたトータルコストで判断することをお勧めします。

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