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- 2026.09.07
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バッファローのBSSP105UBKは、Amazonで星3.8前後の評価を集めているUSB接続のPCスピーカーです。評判を大まかに言うと、価格の安さと引き換えに低音の物足りなさをどこまで許容できるかで満足度が分かれる製品ということになります。実勢価格はおよそ1,090円からで、パソコン内蔵スピーカーの音量不足に悩んでいた人からの支持が目立ちます。一方で「音が軽い」「低音が出ない」という指摘も繰り返し見られ、本格的な音楽鑑賞にはあまり向いていません。良い評判と気になる評判を具体的に並べながら、購入前に知っておきたいポイントを整理しました。
バッファローのBSSP105UBKはUSB給電で実用最大出力3.6Wのスピーカー
BSSP105UBKは、2019年11月に発売されたバッファローのPC用USBスピーカーです。型番末尾の「UBK」は、USB電源とブラックカラーを表しています。パソコンのUSBポートから電源を取るバスパワー方式で、ACアダプターや乾電池を用意する必要がありません。
バッファローは愛知県名古屋市に本社を置くパソコン周辺機器メーカーで、1975年の創業当初はアンプなどを手がけるオーディオメーカーでした。1985年に発売したプリンタバッファが大ヒットし、そこからパソコン周辺機器市場に本格参入した経緯があります。メモリやストレージ、Wi-Fiルーターなどを主力にしながら、BSSP105UBKのようなスピーカーも手頃な価格帯の製品として展開しています。
主な仕様は次のとおりです。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 実用最大出力 | 3.6W(1.8W+1.8W) |
| 音声入力 | 3.5mmステレオミニプラグ |
| 電源方式 | USB給電(バスパワー) |
| 周波数帯域 | 90Hz〜18000Hz |
| ケーブル長 | 約1.2m |
| 対応OS | Windows 10 November 2021 Update以降、macOS 12以降 |
| 保証期間 | 6ヶ月 |
本体は500円玉ほどの大きさしかなく、デスクに置いても場所を取りません。パソコンとの接続には、音声用の3.5mmミニプラグケーブルと給電用のUSBケーブルの2本を挿す必要があり、この2本挿しの手間を除けば設定はほぼ不要です。
周波数帯域90Hz〜18000Hzという数値は、人間の可聴域とされる20Hz〜20000Hzと比べるとやや狭い範囲です。特に下限が90Hzにとどまっている点は、低音を再生する能力に制約があることを数値の面からも裏付けています。逆に言えば、人の声が多く含まれる中音域はカバー範囲の中心に収まっており、会話や実況のような音声コンテンツを聞き取りやすい設計だと解釈できます。
出力の面でも、BSSP105UBKの3.6Wという数値は控えめな部類に入ります。リビングで音楽を本格的に楽しむ場合は総合出力10W前後が目安とされることが多く、それと比べるとBSSP105UBKの出力は3分の1程度にとどまります。デスクの上で個人が使う分には十分な音量ですが、部屋全体に音を響かせるような使い方には出力面でも向いていないと分かります。
一方で、Web会議用途に絞ってみると評価は変わってきます。Web会議で聞き取りやすいとされる目安は12kHz以上、できれば14kHz以上のスピーカーやマイクが推奨されており、BSSP105UBKの上限である18000Hz、つまり18kHzはこの目安を上回っています。低音再生には弱くても、Web会議で重視される音域についてはむしろ基準を満たしているというのが実際のところです。
有線接続だからこそ遅延なく使えるという評判も
BSSP105UBKは3.5mmミニプラグとUSBケーブルによる有線接続で、Bluetoothのようなワイヤレス接続ではありません。有線接続はペアリングの手間がなく、ケーブルをつなぐだけで音が出るという手軽さがあります。Bluetoothスピーカーは複数の機器を切り替えて使える利便性がある一方、接続がうまくいかない、音がわずかに遅れるといったトラブルも起きやすい製品です。
BSSP105UBKのような有線タイプは、音の遅延がほとんど発生しないため、動画の音声とタイミングがずれる、Web会議で口の動きと声がずれるといった違和感が生じにくいという利点があります。ペアリングの設定に不慣れな人や、パソコンにつなげばすぐ使える手軽さを重視する人にとって、有線接続であること自体が評判を支える要素になっています。
内蔵スピーカーの音が弱いのはスピーカーユニットの物理的な制約が原因
BSSP105UBKのようなUSBスピーカーが選ばれる背景には、ノートパソコンの内蔵スピーカーが抱える物理的な制約があります。ノートパソコンは薄型化が進む一方、良い音を出すスピーカーユニットほど大きく重くなる性質があり、この二つの要求は両立しにくい関係にあります。多くのノートパソコンは高音用と低音用など複数のユニットを搭載する余地がなく、限られた数のスピーカーとデジタル処理の組み合わせで幅広い音域をカバーしようとしています。
その結果、音の広がりや低音の再現力が犠牲になりやすく、内蔵スピーカーだけでは音が鮮明に聞こえにくいという状況が生まれています。BSSP105UBKのような外付けスピーカーは、こうした内蔵スピーカーの弱点を補う手軽な選択肢として選ばれているようです。
良い評判はコストパフォーマンスとノイズの少なさに集中
BSSP105UBKの良い評判として最も多いのが、価格の安さに対する満足度です。とにかく安くパソコンの音を聞き取りやすくしたいという目的であれば、間違いなく買いだと評価する声が目立ちます。モニター内蔵スピーカーの音量不足に悩んでいた人が、この価格で悩みから解放されたと感じているようです。
本体のコンパクトさも評判を後押ししています。デスクスペースが限られた環境でも邪魔にならず、ノートパソコン中心の作業環境にも置きやすいという声があります。USB給電のみで動くため配線がすっきりする点や、ケーブル途中のボリュームコントローラーで手元から音量調整できる点も、実用面での使い勝手として支持されています。
意外と評価されているのが、待機時のノイズの少なさです。無音時にホワイトノイズやジーというノイズがほとんど気にならないという声があり、旧型と比較した個人ブログのレビューは、新型のBSSP105UBKで待機ノイズが改善されたと紹介しています。Amazonのカスタマーレビューでも、およそ750件のレビューに対して星3.8前後という評価がついており、星5と星4の割合が高い状態です。
気になる評判は「音が軽い」「低音が出ない」という指摘
BSSP105UBKの評判で最も繰り返し見られる不満点は、音が軽い、低音が出ないというものです。家電・ガジェット系のライターが実機検証を行った記事は、この指摘を事実だと結論づけています。理由は、スピーカーユニット自体が小型であるため、物理的に低音域を十分に再生できない構造にあるためです。
高音と低音がどちらも普通で、場合によっては音がこもって聞こえるという感想もあります。1,000円以内で買える価格帯のUSBスピーカーとしては標準的な音質だという声が目立ち、重低音を求める人や本格的な音楽鑑賞用途を想定している人には不向きです。
これらの弱点は、コンパクトさと引き換えに生じているトレードオフと捉えるのが妥当でしょう。人の声の帯域はある程度クリアに再生できるため、YouTubeのトーク動画やWeb会議など、声を聞き取ることが中心の用途であれば気にならない場合が多いはずです。
耐久性への評判は個体差の報告あり、致命的な故障は少数派
一部のユーザーは、短期間で異音が発生した、片方から音が出なくなったという故障報告を寄せています。低価格帯の製品である以上、個体によって耐久性にばらつきが生じる可能性は否定できません。
ただし、口コミ全体を見る限り、完全に使えなくなったという致命的な不具合の報告よりも、音質面への不満のほうが圧倒的に多く、致命的な故障が多発しているとまでは言えない状況です。保証期間は6ヶ月で、初期不良や早期の故障が疑われる場合は、自己判断で分解や修理を試みず、バッファロー公式のFAQ検索ページやお問い合わせ窓口に相談するのが安全です。
一般的なスピーカーの寿命の目安は10年前後とされ、使い方や保管環境が良ければ20年以上使えることもある一方、湿度や温度の管理が悪いとわずか数年で劣化することもあります。アンプを内蔵するタイプのスピーカーは電解コンデンサを使っており、この部品の寿命が製品全体の寿命に影響しやすいという特徴もあります。BSSP105UBKも電源回路を内蔵するアクティブスピーカーである以上、極端に高温多湿な場所を避け、使わないときはUSBケーブルを抜いておくといった扱い方が、口コミにある早期故障のリスクを減らすことにつながるはずです。
旧型BSSP29UBKとの比較では音質より安定性の改良が中心
BSSP105UBKは、旧型にあたるBSSP29UBKの後継モデルという位置づけです。両者を比較した個人ブログのレビューは、次のような違いを紹介しています。
| 比較項目 | BSSP29UBK(旧型) | BSSP105UBK(新型) |
|---|---|---|
| 本体サイズ | やや大きめ | より小型化 |
| 安定性 | 倒れやすい | 倒れにくい形状に改良 |
| 音質 | 標準的 | 旧型とほぼ同等 |
| 待機ノイズ | 気になる場合がある | ほとんど気にならない |
音質自体が大きく変わったわけではなく、サイズと安定性、それに待機ノイズの面での改良が中心です。旧型を使っていて置き方の不安定さやノイズが気になっていた人にとっては、乗り換える価値のある改良と言えるでしょう。
価格は1,000円台前半で評判を裏付ける水準
実勢価格は販売店や時期によって変わりますが、複数の通販サイトの情報を総合すると、おおむね1,000円台前半から2,000円程度の範囲で販売されていることが多いようです。Yahoo!ショッピングでは1,072円からの取り扱いがあり、Amazon.co.jpでもおよそ1,090円という価格情報が見られます。USB接続のPC用スピーカーとしてはエントリークラスの価格帯で、この価格帯のなかでは機能と評判のバランスが取れている製品です。
テレワークや動画視聴の広がりでUSB電源スピーカーの需要が増加
USB給電のPCスピーカーは、テレワークやオンライン会議、動画視聴でパソコンに向かう時間が増えたことを背景に、需要が広がってきた製品ジャンルです。USB接続のスピーカーは、音声データと電源の両方を1本のケーブルでまかなえるため、コンセントを探す手間がなく、デスクの配線もすっきりまとめやすいという利点があります。
バッファローだけでなく、エレコムやサンワサプライなど複数のメーカーがUSB電源スピーカーを展開しており、価格帯や機能で選べる選択肢が増えている状況です。BSSP105UBKは、そうした市場のなかでも特に低価格帯に位置し、価格の安さを軸に評判を集めている製品と言えるでしょう。
レビューの信頼性はPCスピーカーというジャンル特有の注意点
Amazonなどのレビューを参考にする際は、レビューそのものの信頼性にも注意が必要です。やらせレビューを検出する「サクラチェッカー」というサービスの分析は、PCスピーカーというカテゴリ全体で、やらせの疑いがある製品が全体のおよそ39%を占めていると報告しています。これはBSSP105UBK単体が不正レビューまみれだという意味ではなく、PCスピーカーというジャンル全体でレビュー操作のリスクが比較的高いことを示す数字です。星の数だけを鵜呑みにせず、使用期間や使用環境、比較対象まで書かれた具体的なレビュー本文を確認したうえで判断するのが賢明です。
サクラチェッカーは、2019年10月にNHKのクローズアップ現代でサクラレビューの実態を扱った回、2023年7月にはNHKのフェイクバスターズでAIレビューの実態を扱った回など、複数のテレビ番組で取り上げられてきたサービスです。開発者は東証一部上場のIT企業でシステムエンジニアや管理職を務めていた人物で、自身がレビューに騙される経験を重ねたことがきっかけでこのサービスを開発したという経緯があります。テレビで繰り返し紹介されてきた実績を踏まえると、39%という数字には一定の信頼を置いてよいでしょう。
想定外の使い方をする人もいる汎用性の高さ
BSSP105UBKはPC用スピーカーとして販売されている製品ですが、口コミのなかには想定用途とは違う使い方の報告もあります。車好きが集まる投稿サイトのみんカラには、軽トラックにFMトランスミッターと組み合わせてBSSP105UBKを取り付け、USB電源で駆動させて使っているという投稿があります。投稿したユーザーは、3W+3W出力のパワーとコストパフォーマンスの良さを評価しており、USB給電で手軽に音を鳴らせるスピーカーとして、PC以外の用途にも応用が利くことがうかがえます。ただし、これはあくまで個人の応用事例であり、バッファローが公式に想定している使用方法ではありません。
BSSP105UBKが向くのはWeb会議とトーク動画中心の人
評判を総合すると、BSSP105UBKが向いているのは、ノートパソコンやモニター内蔵スピーカーの音量や音質にとにかく不満があり、まずは安価に改善したい人です。デスクスペースが限られていてコンパクトなスピーカーを探している人や、Web会議やオンライン授業、YouTubeのトーク動画視聴など声を聞き取ることが中心の用途で使いたい人にも向いています。ACアダプターや電池を使わず、USB給電でシンプルに使いたい人にも合っている製品でしょう。
逆に、重低音や迫力のある音を重視して音楽を楽しみたい人、本格的なオーディオ機器としての性能を求める人、すでに一定以上の予算をかけてスピーカーを選びたい人には向きません。この場合は、価格帯の高いスピーカーやサウンドバーを検討したほうが満足度は高いはずです。
結論は実用重視なら評判どおり買いのスピーカー
ここまでの評判を踏まえると、BSSP105UBKは音質にこだわらず、パソコンの音が小さくて聞き取りづらいという悩みを、予算をかけずに手軽に解決したい人にとって買いのスピーカーだと言えます。音が軽い、低音が出ないという指摘は事実ですが、これはコンパクトさとのトレードオフであり、1,000円台という価格を踏まえれば致命的な欠点にはなりません。
Amazonでの星3.8前後という評価や、USB給電、ボリュームコントローラー付き、待機ノイズの少なさといった実用面の使い勝手の良さも、評判を裏付ける材料です。本格的な音楽鑑賞用途を求めるのでなければ、BSSP105UBKは価格に見合った満足感を得やすい選択肢です。








