サーチコンソールのエラー原因と解決方法|初心者でもわかる完全ガイド

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Googleサーチコンソールのエラーとは、Webサイトの技術的な問題をGoogleが検知し、管理者に通知するための警告メッセージです。サーチコンソールのエラーが発生する主な原因には、サーバーの問題、ページの削除やURL変更、robots.txtの設定ミス、モバイル表示の不具合などがあり、それぞれのエラーに応じた解決方法を実施することで改善できます。初心者の方でも、エラーの種類と原因を正しく理解すれば、適切な対処が可能です。

サーチコンソールにエラーが表示されると不安に感じる方も多いですが、慌てる必要はありません。エラーの多くは深刻な問題ではなく、正しい手順で対処すれば解決できます。本記事では、サーチコンソールで発生する代表的なエラーについて、その原因と具体的な解決方法を初心者の方にもわかりやすく解説していきます。エラーへの対処法を身につけることで、サイトの健全性を保ち、検索エンジンからの評価を維持することができます。

目次

Googleサーチコンソールとは何か

Googleサーチコンソールは、Google検索結果でのサイトパフォーマンスを監視・管理できる無料のツールです。略して「サチコ」とも呼ばれており、Webサイト運営者にとって欠かせない存在となっています。

サーチコンソールで確認できる機能は多岐にわたります。検索パフォーマンスの確認では、検索キーワードごとの表示回数やクリック数、掲載順位を把握できるため、どのキーワードでサイトが検索されているか、どのページが人気かを分析するのに役立ちます。リンクの確認機能では、自サイトへの外部リンクである被リンクや内部リンクの状況を確認できます。インデックスカバレッジの確認では、Googleにインデックスされているページ数や、インデックスされていないページとその理由を把握できます。URL検査機能を使えば、特定のURLがGoogleにどのように認識されているかを個別に確認することが可能です。サイトマップの送信機能では、XMLサイトマップをGoogleに送信してサイト構造を伝えることができます。手動による対策の確認では、Googleからペナルティを受けているかどうかを確認できます。

サーチコンソールに登録していないと、サイトに発生しているエラーを把握することができません。サイト運用を開始したら、できるだけ早い段階でサーチコンソールに登録しておくことが重要です。

サーチコンソールの登録方法と初期設定

サーチコンソールを利用するためには、まずGoogleアカウントが必要です。企業やチームで運用する場合は、独自ドメインのビジネスアカウントが適しています。無料のGmailアドレスでも登録は可能ですが、所有権の移行や権限の管理のしやすさを考慮すると、ビジネスアカウントの使用がおすすめです。

サーチコンソールにログインすると、プロパティタイプの選択画面が表示されます。選択肢は「ドメイン」と「URLプレフィックス」の2種類があります。「ドメイン」を選択すると、サブドメインやhttp/httpsの違いなど、微妙に異なる複数のURLから網羅的にデータを収集できるため、Googleは基本的にドメインプロパティの使用を推奨しています。一方、「URLプレフィックス」は、サブドメインや特定のディレクトリのみのデータを個別に分析したい場合に選択します。

所有権の確認は、そのWebサイトが自社の管理物であることをGoogleに証明するための重要なステップです。URLプレフィックスを選択した場合は、「HTMLタグ」を選択するのがおすすめです。メタタグをコピーしてサイトホームページのhead内に貼り付けるだけで作業が完了するためです。ドメインプロパティを選択した場合は、DNSレコードの設定が必要になり、利用しているサーバー管理画面からDNS設定を行います。

サーチコンソールでエラーを確認する方法

サーチコンソールでは複数の場所からエラーを確認できます。確認方法を理解しておくことで、問題を早期に発見し対処することが可能になります。

インデックスカバレッジレポートでエラーを確認するには、サーチコンソールの左メニューから「インデックス」、「ページ」を選択します。ページのインデックス登録レポートが表示され、「ページがインデックスに登録されなかった理由」としてエラーの一覧を確認できます。

URL検査ツールを使用する場合は、サーチコンソールの上部にある検索バーに調べたいURLを入力します。そのページの状態を個別に確認でき、「URLはGoogleに登録されています」と表示されればインデックスされており、「URLがGoogleに登録されていません」と表示された場合はインデックスされていないことを意味します。

モバイルユーザビリティレポートは、左メニューの「拡張」から「モバイルユーザビリティ」を選択することで確認できます。モバイル表示に関するエラーがここに表示されます。

ウェブに関する主な指標は、左メニューの「エクスペリエンス」から「ウェブに関する主な指標」を選択することで確認でき、コアウェブバイタルに関する問題を把握できます。

サーバーエラー(5xx系)の原因と解決方法

サーバーエラー(5xx)は、サーバー側で何らかの問題が発生している状態を示すエラーです。このエラーが発生すると、Googleのクローラーがページにアクセスできなくなり、インデックス登録に影響を与える可能性があります。

サーバーエラーの主な原因として、一時的なサーバー負荷の増加があります。アクセスが集中してサーバーの処理能力を超えた場合に発生します。サーバーの設定ミスも原因の一つで、設定が正しくない場合にエラーとなります。ファイアウォールの設定問題では、Googlebotがブロックされている可能性があります。HTMLやCSSの記述エラーにより、コードに重大なエラーがあってページが正しく表示できない場合にも発生することがあります。サーバーメンテナンス中にクロールが行われた場合も、一時的にエラーが発生します。

解決方法としては、まず実際にページを開いてみて問題が継続していないか確認することが大切です。一時的なアクセス集中が原因であれば、時間が経てば自然に解消されます。長期的に問題が続く場合は、動的ページへのリクエストに伴う過剰なページ読み込みを減らす対策が有効です。ホスティングサーバーの停止や過負荷、設定ミスがないか確認し、Googleのクローラーを誤ってブロックしていないかも確認します。必要に応じてレンタルサーバーのプランをアップグレードして処理能力を上げたり、CDNを導入してサーバー負荷を分散させることも検討してください。

404エラー(ページが見つからない)の原因と解決方法

404エラーは、指定URLのページが存在しないことを示すエラーです。Webブラウザからサーバーにリクエストをしたところ、データが返ってこないときに表示されます。

404エラーが発生する原因として最も多いのは、ページの削除です。ページを削除したにもかかわらず、そのURLへのリンクが残っている場合に発生します。URLの変更も主要な原因で、ページのURLを変更したがリダイレクト設定を行っていない場合にエラーとなります。リンクのURLに誤字があるタイプミスや、サイトリニューアルなどでURL構造が変わったサイト構造の変更も原因となります。

解決方法を考える前に、まず404エラーの重要度を判断することが大切です。Googleの公式見解によると、ほとんどの404エラーは修正しなくても問題ありません。404エラーはサイトのインデックス登録やランキングに影響を及ぼすことはないためです。

ただし、対処が必要なケースもあります。誤って重要なページを削除してしまった場合は、ページを復元するか、アクセスできるようURLを復活させる必要があります。URLが変更になった場合は、古いURLから新しいURLへ301リダイレクト設定を行います。301リダイレクトは恒久的な移転を示し、SEO評価も引き継がれます。意図的に削除したページの場合は対処する必要はなく、404または410のステータスコードを返すようにしておけば、Googleは自然にインデックスから削除します。

ソフト404エラーの原因と解決方法

ソフト404エラーは、404エラーとは異なる特殊なエラーです。ページが存在しているにもかかわらず、Googleから「インデックス不要」と判断された場合に発生します。

通常の404エラーでは、サーバーが「404 Not Found」というステータスコードを返します。一方、ソフト404エラーでは、サーバーは「200 OK」という正常なステータスコードを返しているにもかかわらず、Googleがそのページを「存在しないページ」として扱うべきだと判断しています。

ソフト404エラーの原因として、ステータスコードの不一致があります。本来404を返すべきページが200を返している場合に発生し、例えば商品が売り切れた商品ページで「この商品は見つかりませんでした」と表示しているがステータスコードは200を返している場合などが該当します。JavaScriptでメインコンテンツを表示しているページでコンテンツが正しく読み込まれていないコンテンツの読み込み問題も原因となります。オリジナル性が乏しい、または内容が薄いページと判断されたコンテンツの質が低い場合も同様です。ページ内に「見つかりませんでした」「存在しません」などのテキストが多く含まれている場合、Googleが誤ってソフト404と判定することもあります。

インデックス不要なページの場合は、そのページに404ステータスコードまたはnoindexタグを明示的に設定し、該当ページをサイトマップから除外します。削除されていて代替ページが存在しない場合は、404または410のステータスコードを返すようにします。インデックスさせたいページの場合は、コンテンツを追加または修正してページの価値を高め、JavaScriptの読み込み問題がないかサーチコンソールのURL検査ツールで確認します。PageSpeed Insightsで表示速度を検査し、問題があれば改善することも効果的です。誤判定の可能性がある場合は、エラーページのような表現を避けてコンテンツを充実させます。

リダイレクトエラーの原因と解決方法

リダイレクトエラーは、Googleのクローラーがページにアクセスしようとした際に、リダイレクトが正しく処理できなかった場合に発生します。サイト移転やURL変更時に発生しやすいエラーです。

リダイレクトエラーの原因として、リダイレクトループがあります。これはページAからページBへ、ページBからページAへとリダイレクトが循環している状態です。リダイレクトチェーンが長すぎる場合も問題となり、複数のリダイレクトが連続していて最終的な目的地に到達できない状態を指します。転送先ページの問題として、リダイレクト先のページが存在しない、またはエラーを返している場合もあります。マルウェアやプラグインの不具合で意図しないリダイレクトが設定されている場合もエラーの原因となります。

解決方法としては、まず意図的なリダイレクトかどうかを確認します。サイト移転やURL変更に伴う正当なリダイレクトであれば問題ありません。問題がある場合は、リダイレクトループを解消するためにリダイレクトの設定を見直し、循環しないよう修正します。リダイレクトチェーンについては、複数のリダイレクトを1回で最終目的地に到達するよう修正します。転送先については、リダイレクト先のURLが正しいか、そのページが正常に表示されるか確認します。身に覚えのないリダイレクトが設定されていた場合は、セキュリティの問題を疑い、サイトの安全性を確認した上でリダイレクトを解除する必要があります。

robots.txtによるブロックエラーの原因と解決方法

robots.txtは、検索エンジンのクローラーに対して、サイトのどの部分をクロールして良いか、どの部分をクロールしてはいけないかを指示するファイルです。この設定に問題があると、重要なページがインデックスされないことがあります。

robots.txtに関連するエラーには主に3種類あります。「送信されたURLがrobots.txtによってブロックされました」は、サイトマップに記載されているURLがrobots.txtでブロックされている場合に発生します。「robots.txtによりブロックされましたが、インデックスに登録しました」は、robots.txtでブロックしているページが他のページからリンクされていて、Googleがインデックス登録してしまった場合に発生します。「robots.txtにアクセスできません」は、robots.txtファイル自体にアクセスできない場合に発生します。

解決方法として、まずサーチコンソールのURL検査ツールを使用して、ブロックされているURLを確認します。次にGoogleのrobots.txtテスターツールを使用して、どのルールがブロックの原因になっているか特定します。

クロールさせたいページがブロックされている場合は、Disallowルールを削除するか、Allowルールを追加します。修正後、robots.txtテスターで「送信」をクリックしてGoogleに更新を通知します。インデックスさせたくないページの場合、robots.txtでのブロックだけでは不完全です。ページにnoindexタグを追加してrobots.txtのブロックを解除するか、認証を使ってページへの匿名アクセスを禁止する方法があります。

robots.txtにアクセスできない問題については、ホスティングプロバイダがGooglebotをブロックしていないか、ファイアウォールの設定に問題がないか、robots.txtファイルがサーバー上に存在するかを確認します。

インデックス登録エラーの原因と解決方法

インデックス登録エラーは、ページがGoogleの検索結果に表示されない原因となる重要な問題です。エラーの種類によって対処法が異なるため、正確に原因を把握することが大切です。

「検出 インデックス未登録」は、Googleがページの存在を認識しているがまだクロールしていない状態です。原因としては、サイトマップが送信されていない、サイト内部のリンク構造が弱くページが発見されにくい、クロール優先度が低いと判断されている、といったことが考えられます。対処法としては、XMLサイトマップを作成してサーチコンソールに送信し、内部リンクを強化して重要なページへのリンクを増やすことが有効です。「インデックス登録をリクエスト」を使用してクロールを促すこともできます。

「クロール済み インデックス未登録」は、Googleがページをクロールしたがインデックスする必要がないと判断した状態です。コンテンツの質が低いまたは薄いと判断された場合、重複コンテンツと判断された場合、サイト全体の品質評価が低い場合などに発生します。対処法としては、コンテンツの質と量を向上させ、オリジナル性の高い情報を追加し、ユーザーにとって価値のある内容に改善することが必要です。

「noindexタグによる除外」は、ページにnoindexタグが設定されているため意図的にインデックスから除外されている状態です。意図的な設定であれば対処不要ですが、誤って設定されている場合はnoindexタグを削除し、「インデックス登録をリクエスト」を実行します。

「インデックス登録リクエストに失敗しました」は、主にサーバー側の問題やWordPressの環境に起因することが多いエラーです。WordPressの場合は「高速化系」や「キャッシュ系」のプラグインを一時的に無効化して試すことで解決することがあります。サーバーの応答速度を確認し問題があれば改善するか、時間をおいて再度リクエストを送信することも有効です。

サイトマップエラーの原因と解決方法

サイトマップは、サイト内のURLをGoogleに伝えるための重要なファイルです。サイトマップに問題があると、ページのインデックス登録に影響を与える可能性があります。

サイトマップをGoogleサーチコンソールに登録するには、サーチコンソールにログインし、左側メニューから「サイトマップ」をクリックします。「新しいサイトマップの追加」にXMLサイトマップのURLを入力し、送信ボタンをクリックすることで登録が完了します。

「サイトマップが取得できませんでした」というエラーは、サイトマップファイルが存在しない、サイトマップのURLが間違っている、サーバーがサイトマップへのアクセスを拒否しているといった原因で発生します。正しいサイトマップURLを確認して再送信し、サイトマップファイルがサーバー上に存在するか確認します。robots.txtでサイトマップへのアクセスがブロックされていないかも確認が必要です。

「サイトマップにエラーがあります」は、XMLの構文エラー、無効なURLが含まれている、サイトマップ内のURLがrobots.txtでブロックされているといった原因で発生します。サイトマップの構文を検証ツールでチェックし、無効なURLを削除し、robots.txtの設定を見直すことで解決できます。

アクセス制限の問題は、Basic認証がかかっている、IPアドレス制限がある、海外からのアクセスがブロックされているといった原因で発生します。Googlebotは海外からアクセスするため、Googlebotがアクセスできるようアクセス制限を緩和するか、Googlebotを許可リストに追加する必要があります。

WordPressプラグインの干渉による問題は、複数のSEOプラグインが競合している場合に発生します。サイトマップ生成に関連するプラグインを一つに絞り、プラグインを一時的に無効化して問題を特定することで解決できます。

モバイルユーザビリティエラーの原因と解決方法

モバイルユーザビリティエラーは、スマートフォンでの表示に問題がある場合に発生します。Googleはモバイルファーストインデックスを採用しているため、このエラーを放置するとSEOに悪影響を与える可能性があります。

「テキストが小さすぎて読めません」は、フォントサイズが小さすぎてモバイル端末で読みにくいと判断された場合に発生します。本文のフォントサイズを16px以上に設定し、CSSでモバイル向けのフォントサイズを適切に指定することで解決できます。

「クリックできる要素同士が近すぎます」は、ボタンやリンクなどタップできる要素の間隔が狭すぎる場合に発生します。ボタンやリンクのサイズを大きくして推奨48px以上とし、要素間の間隔を広げ、タップターゲットの周囲に十分な余白を設けることで改善できます。

「コンテンツの幅が画面の幅を超えています」は、ページのコンテンツが画面幅に収まらず横スクロールが必要になっている場合に発生します。レスポンシブデザインを導入し、画像の幅を「max-width: 100%」に設定し、固定幅の要素を相対幅(%)に変更することで解決できます。

「ビューポートが設定されていません」は、HTMLにビューポートメタタグが設定されていない場合に発生します。HTMLのhead内に適切なビューポートメタタグを追加することで解決できます。

「互換性のないプラグインを使用しています」は、Flashなどモバイルでサポートされていないプラグインを使用している場合に発生します。Flashコンテンツを削除またはHTML5に置き換え、モバイル対応の技術を使用することで改善できます。

エラー修正後はモバイルフレンドリーテストツールでページを検証し、問題がないことを確認したら、サーチコンソールの「修正を検証」ボタンをクリックします。検証は通常数日で完了します。

コアウェブバイタルの問題と改善方法

コアウェブバイタルは、ユーザーエクスペリエンスを測定するGoogleの重要な指標です。2021年6月からランキング要因に組み込まれており、サイトのパフォーマンスを示す重要な基準となっています。

コアウェブバイタルは3つの指標で構成されています。

指標測定内容良好改善が必要不良
LCP(Largest Contentful Paint)ページの表示速度2.5秒以内2.5秒〜4秒4秒以上
FID/INP操作への応答速度100ミリ秒以内100〜300ミリ秒300ミリ秒以上
CLS(Cumulative Layout Shift)レイアウトの安定性0.1未満0.1〜0.250.25以上

LCPはページ内で最も大きなコンテンツ要素が表示されるまでの時間を測定します。FID(First Input Delay)およびINP(Interaction to Next Paint)はユーザーがボタンをクリックしてからブラウザが反応するまでの時間を測定します。CLSはページ読み込み中に要素が予期せず移動する度合いを測定します。

LCPの問題で最も多い原因は画像の読み込み遅延です。改善方法として、必要以上に大きな画像を使わない画像サイズの最適化、WebPなどの軽量フォーマットを使用する画像フォーマットの最適化、ファーストビュー以外の画像にlazy loadingを適用する遅延読み込み、コンテンツ配信を高速化するCDNの導入が効果的です。不要なコードを削除してファイルサイズを軽量化するCSSやJavaScriptの最適化、高速なサーバーを使用するサーバー応答時間の改善も有効です。

CLSの問題は要素のサイズが指定されていないことが主な原因です。画像にwidth属性とheight属性を設定して表示領域を事前に確保し、バナー広告のサイズを指定して広告スペースを事前に確保することが重要です。font-display: swapを使用してWebフォントの読み込みを最適化し、ページ上部に後から要素を挿入しないよう動的コンテンツの挿入に注意することも効果的です。

確認ツールとして、URLを入力すると詳細な分析結果を表示するPageSpeed Insights、Chrome開発者ツールに内蔵されているLighthouse、リアルタイムで指標を確認できるChrome拡張機能のWeb Vitalsがあります。

手動による対策(ペナルティ)の原因と解決方法

手動による対策は、Googleのウェブマスター向けガイドラインに違反していると判断された場合に課されるペナルティです。最も深刻なエラーの一つで、検索結果から完全に除外される可能性があります。

確認方法は、サーチコンソールの「セキュリティと手動による対策」から「手動による対策」を確認します。「問題は検出されませんでした」と表示されていれば、ペナルティは受けていません。

手動による対策が課される主な原因として、不自然なリンクがあります。これには購入した被リンク、リンクファームからのリンク、過剰な相互リンクが含まれます。薄いコンテンツも原因となり、自動生成されたコンテンツ、他サイトからのコピーコンテンツ、ユーザーに価値を提供しない内容が該当します。隠しテキストや隠しリンクには、背景と同色のテキスト、CSSで画面外に配置したテキスト、極小サイズのテキストがあります。クローキングはユーザーと検索エンジンに異なるコンテンツを表示する行為です。スパム行為にはキーワードの過剰な詰め込みや誘導ページの作成が含まれます。

解決方法として、まずサーチコンソールに表示されている警告メッセージを詳しく読み、どのガイドラインに違反しているか特定します。次に影響を受けているすべてのページで問題を修正します。一部のページだけ修正してもペナルティは解除されないため、すべてのページで対応が必要です。不自然なリンクの場合はリンクを削除するか否認ツールを使用し、薄いコンテンツの場合はコンテンツを充実させるか該当ページを削除します。

修正が完了したら、サーチコンソールから再審査リクエストを送信します。再審査リクエストでは、どのように修正したかを具体的に説明し、読みやすく誠意ある文章を心がけ、再発防止策についても言及することが重要です。再審査には通常4日から1週間、長ければ2週間以上かかることがあります。手動ペナルティの完全な解除には、問題の程度によって数週間から数ヶ月かかることもあります。

セキュリティの問題の原因と解決方法

「セキュリティの問題」は、サイトがハッキングされている場合やユーザーに危害を及ぼす可能性がある場合に表示されます。手動による対策とは別の問題であり、速やかな対処が必要です。

セキュリティの問題には主に4種類あります。マルウェア感染はサイトに悪意のあるソフトウェアが仕込まれている状態です。フィッシングはユーザーの個人情報を騙し取ろうとするページがある状態です。有害なダウンロードはユーザーに有害なファイルをダウンロードさせようとしている状態です。ハッキングされたコンテンツは第三者によって不正なコンテンツが挿入されている状態です。

解決方法として、まずサーチコンソールで影響を受けているURLを確認して問題の範囲を特定します。被害の拡大を防ぐため、サイトを一時的にメンテナンスモードにして非公開にすることが重要です。

マルウェアを除去するには、サーバー上のファイルをスキャンして不正なファイルを削除し、CMSやプラグインを最新版に更新し、パスワードを変更します。脆弱性を修正するには、セキュリティホールを塞ぎ、ファイアウォールを設定し、定期的なバックアップ体制を構築します。問題を修正したら、サーチコンソールから再審査をリクエストします。

サーチコンソールのエラー修正後に行うべき対応

エラーを修正しても、すぐにサーチコンソールの表示は更新されません。Googlebotがページを再クロールして確認するまで、エラー表示は残り続けます。

修正後に行うべきステップとして、まずサーチコンソールのエラー詳細画面で「修正を検証」ボタンをクリックして修正の検証をリクエストします。次にURL検査ツールで個別のURLについて現在の状態を確認し、必要に応じて「インデックス登録をリクエスト」で再クロールを促します。検証には数日から数週間かかることがあり、大規模なサイトでは2〜3ヶ月かかることもあります。

注意点として、焦ってインデックス登録リクエストを連発しないことが重要です。回数制限があるため、適切な間隔を空けて実行する必要があります。定期的にサーチコンソールをチェックして新たなエラーがないか確認し、修正が完了してもエラー表示が消えるまで待つことが大切です。

初心者がサーチコンソールのエラーに対処する際の心構え

サーチコンソールのエラーに対処するための基本的な心構えを理解しておくことで、冷静に問題に対処できるようになります。

エラーが表示されても焦らないことが大切です。多くの場合はすぐに深刻な影響が出るわけではないため、冷静に状況を把握することから始めます。すべてのエラーを一度に修正する必要はなく、優先順位をつけて重要なページに関するエラーから対処していくことが効率的です。複数の修正を同時に行うと何が効果があったのかわからなくなるため、一つずつ確実に対処していくことが望ましいです。いつ、どのような修正を行ったか記録を残しておくと、後から振り返る際に役立ちます。

定期的なチェックとして、週1回程度はインデックスカバレッジレポートで新しいエラーがないか、検索パフォーマンスに大きな変動がないかを確認することをおすすめします。月1回程度はモバイルユーザビリティに問題がないか、コアウェブバイタルのスコアが悪化していないか、手動による対策やセキュリティの問題がないかを確認すると安心です。

エラーを修正したのに表示が消えない場合は、Googleが再クロールするまで待つ必要があります。「修正を検証」をリクエストして数日から数週間待ちましょう。どのエラーから対処すべきか迷った場合は、まず「手動による対策」と「セキュリティの問題」を確認してください。これらがなければ、インデックスさせたい重要なページに関するエラーを優先します。エラーがあるとSEOに悪影響があるかどうかはエラーの種類によります。404エラーなどは直接的な悪影響はありませんが、重要なページがインデックスされない場合やモバイルユーザビリティに問題がある場合はSEOに悪影響を与える可能性があります。

Googleサーチコンソールのエラーは、サイトの健康状態を教えてくれる重要なシグナルです。エラーが表示されたからといって慌てる必要はありませんが、放置せずに適切に対処することで、サイトの検索エンジンからの評価を維持できます。本記事で解説した内容を参考に、エラーの原因を特定し、一つずつ解決していくことで、より良いWebサイト運営を目指してください。

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