LBT-UAN06C2/ECの口コミを読む前に、Ver.5.3とClass2の意味を知る

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2026.10.19
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エレコムのLBT-UAN06C2/ECは、Bluetooth Ver.5.3に対応したUSB-A接続のアダプターで、公式の標準価格は税込1,705円です。Bluetoothを内蔵していないWindowsパソコンに差すだけで、ワイヤレスのマウスやキーボード、イヤホン、スピーカーをつなげられます。通信距離は約10メートルのClass2で、チップにはRealtek社製を使っています。

正式名称は「Bluetooth(R) Ver.5.3 USBアダプター(USB-Aプラグ/Class2)」です。同じ説明文の製品がLBT-UAN06C2とLBT-UAN06C2Xの型番でも出ていて、/ECの公式価格はほかの2型番より671円安く設定されています。接続の安定度は、差し込むUSBポートの種類や位置、周りにある2.4GHz帯の機器によって変わります。

目次

LBT-UAN06C2/ECの対応OSはWindows 11と10と8.1

対応OSはWindows 11、Windows 10、Windows 8.1の3つです。相手側の機器がVer.1.2〜Ver.5.2のBluetoothなら、下位互換によって接続可能です。

LBT-UAN06C2/ECのチップは台湾のRealtek製

搭載チップを作っているRealtek(リアルテック、瑞昱半導体、Realtek Semiconductor Corp.)は、1987年に台湾で生まれた、半導体の設計を手がける企業です。新竹科学工業園区(新竹市)に本社を構えています。通信ネットワーク向けやコンピュータ周辺機器向け、マルチメディア向けのICを設計して販売していて、Wi-FiとBluetoothを1つにまとめたチップや、イヤホンに入るBluetoothチップも扱っています。2001年には日本法人も立ち上げました。

エレコムの3型番は説明文が共通で、/ECだけ標準価格が1,705円

LBT-UAN06C2・LBT-UAN06C2/EC・LBT-UAN06C2Xのエレコム公式標準価格を比べた棒グラフ

このアダプターには3つの型番があり、エレコム公式ページの説明文はどれも同じです。規格やチップの記載にも違いはなく、公式ページの上で見分けがつくのはJANコードと標準価格の2点だけです。

型番JANコードエレコム公式の標準価格(税込)
LBT-UAN06C245495503331602,376円
LBT-UAN06C2/EC45495503331771,705円
LBT-UAN06C2X45495503331842,376円

注文するときは、型番を末尾の「/EC」まで照らし合わせてください。

実売価格は店によって数百円の差

家電量販店と通販サイトの両方で売られていて、店ごとの値付けには数百円の開きがあります。/ECは2026年7月時点で1,080円で案内されていた例があり、公式の標準価格を600円以上下回っていました。

無印のLBT-UAN06C2の場合、税込1,780円を付けていたのがツクモ、税込1,848円(税別1,680円)を付けていたのがケーズデンキのオンラインショップです。

旧モデルLBT-UAN05C2からはVer.4.0からVer.5.3へ上がった

前の世代にあたるLBT-UAN05C2は、規格がVer.4.0のアダプターでした。BLEを使えることと、Class2で理論上は半径10メートルまで届くことは、新モデルと変わりません。現在、エレコムの公式ページではこの旧モデルを販売終了として扱い、後継や類似のモデルがあると案内しています。

新しいLBT-UAN06C2系とは、規格のバージョンに加えてチップのメーカーも違います。旧モデルはCSR社製で、新モデルはRealtek社製です。無印のLBT-UAN06C2は2024年9月に発売されました。

Bluetoothは5.1が位置情報、5.2が音声、5.3が省電力の強化

Bluetooth 5.3の目立つ変更点は、5.0との比較で新たに入ったConnection Subratingです。通信の接続間隔を調整できるようになり、機器はすぐにスリープへ入り、必要なときには遅延なく復帰します。その結果、消費電力を少なくできます。混み合った周波数のチャネルを避け、干渉を減らす機能も5.3の特徴の1つです。

2019年に登場したBluetooth 5.1は位置情報の機能が中心で、つないだ機器の位置を数センチ単位でつかみ、信号がどの方向から来ているかも判別できるのが特徴です。5.2で登場した音声向けの規格がLE Audioです。新しい音声コーデックのLC3を使って音声機器の省電力性と音質を高め、複数の機器へ同時に音を届けることもできます。

注意したいのは、アダプターが新しくても、使える機能はパソコン側とつなぐ機器側の両方が対応している範囲で決まる点です。たとえばVer.5.0のマウスをVer.5.3のアダプターと組み合わせると、通信はマウスの仕様の範囲にとどまります。

Bluetooth Low Energy対応はマウスやキーボードの電池持ちに関わる

マウスやキーボードのように電池で長く使いたい機器との接続にはBLEが使われます。周辺機器を電池で動かしている人にとって、LBT-UAN06C2/ECがBLEに対応している点は電池の交換頻度に関わる部分です。

BLEはBluetooth Low Energyの略で、消費電力を小さくする目的の規格です。Bluetooth 4.0で仕様の一部として加わりました。通信している時間が短く、待っている間はスリープするため、コイン電池(CR2032など)でも数年から10年ほど動作するとの説明があります。年数は測定条件などによって幅があります。想定している用途は、フィットネストラッカーのような身につける機器や、スマートホーム機器、近接センサーなどです。

Classicと呼ばれる従来型とBLEを比べると、次のようになります。

比較項目ClassicBLE
最大通信速度約3Mbps約1Mbps
遅延約100ミリ秒約6ミリ秒とされる
ペアリング必須必須ではない
得意な通信ヘッドセットや音声ストリーミングなど、大きなデータを続けて送る通信少量のデータをときどき送る通信
周波数2.4GHz帯2.4GHz帯

Class2の約10メートルはパソコンの近くで使うための距離

BluetoothのClass1・Class2・Class3の出力と通信距離の目安

Classとは、Bluetooth機器の送信出力を段階で分けた区分のことです。出力が大きいほど電波は遠くへ届きます。マウスやイヤホンといった機器の分類とは関係がありません。

Class出力距離の目安
Class1約100mW(20dBm)約100メートル
Class2約2.5mW(4dBm)約10メートル
Class3約1mW(0dBm)約1メートル

Class3は届く距離が短く、実際に採用される例は多くありません。スマートフォンを含め、大半の機器はClass2です。異なるクラスの組み合わせでは、届く距離が短いほうのクラスで決まります。

LBT-UAN06C2/ECのClass2は、デスク上のキーボードやマウス、すぐそばで使うイヤホンなら困らない距離です。とはいえ、表の数字は規格上の目安です。壁や家具が間にあったり、電波の干渉があったりすると、届く距離はかなり縮みます。接続を安定させたいなら、パソコンと機器はなるべく近くに置いてください。

Windows 11では差し込むだけで自動認識されるのが基本

Windows 11の場合、USBのBluetoothアダプターを差すと、多くは自動で検出されます。ドライバーも基本的にWindowsが自動でインストールし、設定画面にはBluetoothの項目が現れます。

項目が出てこないときは、最初にWindows Updateを実行します。それでも認識しなければ、アダプターの製品ページに載っているドライバーを入れてください。3つ目の方法として、デバイスマネージャーに並ぶBluetoothの項目を一度アンインストールし、アダプターを抜き差しして認識させ直します。

Windows 11で機器を登録するペアリングの流れ

ペアリングとは、Bluetooth機器を初めてパソコンに登録する操作のことです。1回済ませれば、ソフトウェアやドライバーを追加する必要はありません。2回目以降は、Bluetoothがオンになっていて機器が近くにあれば、自動でつながります。

まず設定アプリの「Bluetooth とデバイス」を開き、Bluetoothをオンにします。続いて「デバイスの追加」から「Bluetooth」を選びます。つなぎたい機器をペアリングモードに切り替え(やり方は機器ごとの取扱説明書に書かれています)、画面に出てきた機器名を選んでください。パスキー(PIN)を聞かれたら入力し、接続が終わったら「完了」を押せば登録は終わりです。

うまくつながらない場合と、ドライバーの競合やWindowsとの相性で接続が切れる場合は、デバイスマネージャーの「ハードウェア変更のスキャン」を試すか、アダプターのドライバーを新しくします。

接続が途切れるならUSB 2.0の前面ポートへ差し替える

Bluetoothの接続が途切れるときにUSB 2.0ポートや前面ポートへ差し替える3ステップ

アダプターの安定度は、置き場所とUSBポートの選び方で大きく変わります。周辺機器メーカーのサポート情報にも、ポートと配置に関する対処が並んでいます。

まず、USB 3.x(5Gbps)のポートを避けます。USB 3.0は仕組みの副作用として電磁ノイズを出し、2.4GHz帯で動くBluetoothやWi-Fiの邪魔をすることがあります。機器側のシールドで弱めることはできても、ゼロにはできません。そのため、アダプターはUSB 2.0のポートか、USB 2.0のハブに差すよう、周辺機器メーカーがサポート情報で勧めています。

デスクトップパソコンでは、背面のポートに差していると途切れや距離不足が起きやすくなります。本体のケースが電波をさえぎるためで、前面や側面のポートへ差し替えるとその影響を減らせます。

それでも不安定なら、USB 2.0の延長ケーブルでアダプターを本体から離し、本体まわりのノイズを避ける方法があります。ここでUSB 3.0の延長ケーブルを選ぶと、同じ干渉を持ち込むおそれがあります。

USB 2.0とUSB 3.0のポートは色とマークで見分ける

USB 2.0のポートを選ぶには、まず見分け方を知っておく必要があります。最大転送速度はUSB 2.0が480Mbps、USB 3.0(USB 3.1 Gen1)が5Gbpsです。見た目では、USB-A端子の内側が黒や白ならUSB 2.0、青ならUSB 3.0であることが多いです。青色はUSB-IFが推奨している色ですが、当てはまらない機器もあります。USB 3.0のポートには「SS」のマークが付いていることもあります。

Wi-Fiや電子レンジとの2.4GHz帯の干渉

Bluetoothの周波数は2.4GHz帯で、電子レンジやコードレス電話、2.4GHz帯のWi-Fiと重なっています。こうした機器が近くにあると、通信が遅くなったり切れたりすることがあります。特に電子レンジは、動いている間に2.4GHz帯の強い妨害波を断続的に出すため、近くの無線通信が影響を受けることがあります。Wi-Fiルーターや無線機器がたくさんある場所も、電波が混み合って不安定になりがちです。

周波数ホッピング方式を採るBluetoothは、使う周波数を次々に切り替えるため、混線の影響は抑えられています。

対策としては、Wi-Fiのチャンネルを近所の機器から離れた番号に変える、Wi-Fiを電子レンジの影響を受けにくい5GHz帯でつなぐ、IHクッキングヒーターや電子レンジの近くにWi-Fiルーターを置かない、という方法があります。イヤホンなどのマニュアルにも、他の無線機器との干渉に注意して使うよう書かれています。

イヤホンの音ズレを抑えるならaptXの対応を両側で確かめる

ワイヤレスイヤホンやスピーカーで動画やゲームを楽しむと、音が映像より遅れて聞こえることがあります。この遅延をどこまで小さくできるかは、アダプターだけでは決まりません。低遅延の音声コーデックであるaptXを例にとると、使うにはアダプターとイヤホン(またはスピーカー)の両方がaptXに対応していなければなりません。音の遅れが気になる人は、アダプターを選ぶ段階で、つなぐ機器の対応コーデックも調べておく必要があります。

Bluetoothのプロファイルは入力がHID、音楽がA2DP、通話がHFP

プロファイルとは、Bluetooth機器の役割ごとに定めた通信のルールのことです。入力機器とイヤホンでは使うルールが異なり、パソコン側と機器側がそろって対応していない機能は動きません。

HID(ヒューマン インタフェース デバイス プロファイル)は、キーボードやマウス、ゲームコントローラーといった入力機器用で、USBのHIDを無線に置き換えたものという位置づけです。A2DP(高品質オーディオ配信プロファイル)は、音楽などの音声をイヤホンやスピーカーへ一方向に届けます。HFP(ハンズフリー プロファイル)は通話用で、電話に出る、断る、切るといった操作に対応します。

BluetoothドングルとUSBアダプターはほぼ同じ製品を指す

ドングルとは、USBポートに差して機能を足す小型の装置の呼び名です。Bluetooth受信用のタイプは「Bluetoothドングル」や「Bluetoothレシーバー」と呼ばれ、LBT-UAN06C2/ECのようなBluetooth USBアダプターとほとんど同じ種類の製品です。ただし「ドングル」という言葉は、ゲーム機の周辺機器に付く無線受信機や、ソフトウェアの認証キーを指して使われる場合もあります。

エレコムのLBT-UAN06C2/ECを買う前に確かめる4点

買う前に確かめておきたいのは、パソコンのWindowsが11、10、8.1のどれかであること、USB-Aポートに空きがあること、つなぎたい機器がBluetooth対応であること、型番の末尾が/ECになっているかの4点です。

より新しいBluetooth 5.4に対応したUSBアダプターと比べてから選びたい人は、バッファローのBSBT54D205BKの評判と仕様も参考になります。

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