エレコムのEF-PFNS14Wの口コミは賛否両論、外れる原因は吸着方式

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エレコムEF-PFNS14Wのような吸着式のぞき見防止フィルターをカフェでノートパソコンから外す様子
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2026.11.08
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エレコムのEF-PFNS14Wは、14型ワイド(16:9)のノートパソコンに貼って使う、吸着タイプののぞき見防止フィルターです。口コミでは、サイズがきちんと合う点や、のぞき見を防ぐ働きとブルーライトカットに満足する声が見られます。ただ、作業の途中でフィルターが外れて落ちるという不満も書き込まれていて、評価ははっきり割れています。

外れやすさの理由は、この製品の貼り付け方にあります。糊を使わず、細かな吸盤で画面に吸い付く「ナノサクション」という素材を使っているので、画面がガラスのように平らかどうかで貼り付き具合が変わるのです。

新幹線の座席やカフェ、オフィスの共有スペースでノートパソコンを開くと、横にいる人から画面を見られやすくなります。テレワークが広がって、そうした場所で仕事をする人は増えました。テレワークの安全対策というと、リモートアクセスの認証や、紛失や盗難に備えた暗号化に目が向きがちで、画面をのぞかれる危険は後回しにされやすいところです。新幹線で隣席の業務画面が目に入った経験をもとに、他人のいる場所ではフィルターを付けるべきだと書いた記事もあります。窓口業務や公共交通機関で使う人からも、役に立つという声が出ています。

目次

EF-PFNS14Wの口コミは機能に満足、外れて落ちる点に不満

モノタロウの商品ページには、仕事でEF-PFNS14Wを使っている人のレビューが投稿されています。

満足の声は二つです。画面にサイズがぴったり合ったこと、そしてブルーライトカットとのぞき見防止の働きです。

不満のほうは取り付けに集中しています。フィルターのはまり方が甘く、作業をしているうちに外れて落ちてしまうことがある、という書き込みでした。

外れやすさの原因はナノサクションの吸着方式

エレコムEF-PFNS14Wのナノサクションの吸着方式。平らなガラス面ではしっかり吸着し、凹凸やシボのある面では吸着力が落ちる図

ナノサクションとは、表面に並ぶ無数の小さな吸盤で画面に貼り付く素材のことです。EF-PFNS14Wはこの吸盤の力だけで留まるので、吸い付く相手の面が平らでないと固定が弱くなります。

吸着に向いているのは、ガラスや凹凸のない面です。逆に、表面に凹凸やシボがあると吸着力が落ちます。エレコムは公式ページで、凹凸やシボがある場合のほか、吸盤面が潰れた場合にも吸着力が下がるおそれがあると注意を促しています。そのため、吸着面にはできるだけ指を触れないようにと案内しています。

シボは、表面に細かい凹凸の模様を付けたものを指します。もともとは革の表面に出るシワ模様の呼び名で、その後、プラスチックや金属を成形するときに金型の細かな凹凸を製品へ写し取る加工も、シボ加工と呼ばれるようになりました。革らしい見た目を出せるうえ、手触りや滑り止めになり、汚れや傷も目立ちにくくなります。車のハンドルやダッシュボード、家電でよく見かける加工です。

糊を使わないことには利点もあります。エレコムのニュースリリースでは、糊を使わない素材なのでホコリやゴミが付きにくいと説明しています。金属もマグネットも粘着素材も含まないため、パソコン本体に影響を与えにくい点も特徴です。エレコムの公式ページも、貼ってもはがせる吸着タイプで、外すのも手軽だと紹介しています。

購入前に確かめたいのはパソコンが閉じるかと保護フィルムの有無

いちばん先に確認したいのは、フィルターを付けたままノートパソコンを閉じられるかどうかです。公式ページには、フィルターの厚みのせいでパソコンが完全には閉じない可能性があると書かれています。閉じて持ち歩く使い方が多い人は、画面とキーボードのあいだに余裕があるか、買う前に見ておく必要があります。

次に、画面に液晶保護フィルムを貼っているかどうかです。保護フィルムの上からEF-PFNS14Wを付けると、外すときに保護フィルムまで一緒にはがれてしまうことがあります。販売店は、保護フィルムを貼らない状態で使うよう案内しています。

タッチパネルのパソコンで使う人は、操作の感触も気にしておきたいところです。EF-PFNS14Wはタッチパネル対応をうたっていますが、フィルターの構造上、機種によってはタッチの感度が落ちる場合があります。

EF-PFNS14Wの視野角は正面から左右約30°

エレコムEF-PFNS14Wの視野角。正面を中心に約60°(左右それぞれ約30°)の外からは画面が真っ黒に見える図

EF-PFNS14Wを付けると、画面の正面を中心にした約60°(左右それぞれ約30°)の範囲より外からは、画面が真っ黒に見えます。正面に座る本人は普段どおり作業でき、横の席や後ろの席からのぞかれる危険は小さくなります。

視野角とは、画面を正常な状態で見られる角度の範囲を、正面を基準に数字で示したものです。フィルターの場合、この数字が小さくなるほど他人から見えにくくなります。

画面が黒く見える仕組みは、窓に付けるブラインドに近いものです。フィルムの内部には、ルーバーと呼ばれる細いブラインド状の構造がずらりと並んでいて、光が抜けられる角度を限っています。正面からなら羽根のすき間を通して画面が見えますが、斜めから見ると羽根が重なって何も見えません。

ただし、左右だけをさえぎるタイプでは、真後ろや真上からのぞき込まれると画面はそのまま見えてしまいます。上下左右の4方向に対応した、4wayタイプという製品もあります。

光学仕様は透過率70%、紫外線カット率99.9%

EF-PFNS14Wの光に関する性能は、可視光線透過率、反射率、ブルーライトカット率、紫外線カット率の4項目で示されています。

可視光線透過率70%は画面の光の約7割が目に届くという意味

可視光線透過率は、ガラスや窓、フィルムなどの材料を、目に見える光がどれだけ通り抜けるかを表す指標です。入ってきた光の強さと、抜けてきた光の強さの比で計算します。可視光線と呼ばれるのは、一般に380〜760nmの波長の光です。

EF-PFNS14Wの70%という値は、画面から出た光のおよそ7割がフィルターを通って目まで届くことを意味します。比べる材料として、車の窓ガラスがあります。運転する人が周りの交通状況を見られるように、JIS R 3211で可視光線透過率を70%以上にすると決められています。

反射率6%は画面への映り込みに関わる数値

反射率は、物に当たった光のうち、どれだけが跳ね返されるかを示す指標で、ふつうは0から1の値か百分率で表します。ディスプレイの場合、周りの景色が鏡のように画面へ映り込むと表示が見にくくなります。反射率をほどよく下げれば、その分だけ画面は見やすくなります。EF-PFNS14Wの反射率は6%です。

ブルーライトカット率約42%は他社製品と単純に比べない

ブルーライトは、目に見える光の中でもっとも波長が短く(380〜500nm)、エネルギーの大きい光です。横浜ゴムは495nmまでをブルーライトとしていて、どこまでを含めるかは一定ではありません。カット率とは、この波長帯の青い光をさえぎる割合を数字にしたものです。

測り方も、対象にする波長の範囲も、メーカーごとにばらばらです。約42%という数字だけを見て、別のメーカーの製品と優劣を付けるのは避けたほうがよいでしょう。

紫外線カット率99.9%とUV-A、UV-B、UV-Cの区分

紫外線は、波長の長さでUV-A、UV-B、UV-Cの三つに分けられます。環境省は、UV-Aを315〜400nm、UV-Bを280〜315nm、UV-Cを200〜280nmとしています。地上まで届く紫外線のおよそ9割はUV-Aだとされます。UV-Cは大気に吸収されるため、自然の太陽光ではほとんど地上に届きません。EF-PFNS14Wは、紫外線を99.9%カットする仕様です。

EF-PFNS14Wの表面硬度は2H、静電気防止機能はなし

表面の硬さは2Hで、エレコムは傷が付きにくいとしています。一方で、静電気を防ぐ機能は付いていません。

表面硬度の評価には、鉛筆引っかき試験(JIS K 5600-5-4)が使われることがあります。硬さの違う鉛筆の芯で表面を引っかき、塗膜やフィルムがどこまで耐えるかを見る方法です。使う鉛筆は6Bから6Hまでで、鉛筆を45度の角度に固定し、750gの荷重をかけて引っかきます。フィルムの上に施したハードコートや、液晶ディスプレイの表面の硬さを調べるときにも、この試験が使われています。

素材はPETのフィルター部、アクリルの吸着部、シリコンラバーのカバー部

EF-PFNS14Wは三つの素材でできています。画面を覆うフィルター部はPET製、吸着するナノサクション部はアクリル製、カバー部はシリコンラバー製です。厚みはフィルター部が0.37mm、ナノサクション部が1.05mmです。箱には、取り換え用のナノサクションシールが4枚付いてきます。

PETは、ポリエチレンテレフタレートを略した呼び名です。原料はテレフタル酸とエチレングリコールで、これを重縮合して得られる熱可塑性樹脂です。フィルムのほか、ペットボトルやポリエステル繊維にも加工されています。見た目が光学的に澄んでいて、機械的な強さや寸法の安定性、耐熱性に優れているとされる素材です。

アクリル樹脂は、アクリル酸エステルかメタクリル酸エステルを重合させた、透明度の高い非晶質の合成樹脂です。代表格はPMMA(ポリメタクリル酸メチル)で、その透明な成形品には「アクリルガラス」という別名もあります。屈折率はおよそ1.49、全光線透過率はおよそ93%です。用途はLCDパネルや導光板のほか、看板や照明器具にも広がっています。

シリコンラバーは、シリコーンゴムとも呼ばれる素材です。熱に強く、型から離れやすい性質を持ち、やわらかいので、触れた物を傷めにくいゴムとして使われています。

吸着式とマグネット式の違いは画面の縁と着脱の回数で選ぶ

エレコムEF-PFNS14Wのような吸着式とマグネット式ののぞき見防止フィルターの違いと選び方の比較図

画面の縁が平らで、フィルターを付けたり外したりする回数が少ないなら、EF-PFNS14Wのような吸着式が向いています。縁(ベゼル)まで金属やガラスで覆われたノートパソコンや、着脱を何度も繰り返す使い方なら、マグネット式のほうが合います。

吸着式の長所と弱点は、ナノサクションの節で書いたとおり、本体への影響の少なさと、平らな面を選ぶ点です。

マグネット式は、鉄板を仕込んだフィルターとマグネットシールを組み合わせて取り付けるタイプです。縁までガラスに覆われたノートパソコンにも付けやすいのが長所で、MacBookのようにディスプレイの内側にマグネットを持つモデルなら、シールなしでそのまま貼れる場合もあります。弱点もあります。レノボのThinkPadシリーズでは、一部の機種でスリープセンサーが誤って作動し、画面が映らないことがあります。フィルターとマグネットシールの厚みが重なって、パソコンを最後まで閉じられない製品もあります。

どちらにするか迷ったら、まずディスプレイの縁を見て、平らかどうか、素材が金属かガラスか、マグネットやセンサーが入っていないかを確かめます。あわせて、画面のサイズと表示される範囲に合った大きさを選び、視野角も比べます。持ち歩くことが多い人は、閉じたときにできるすき間と、付け外しの手軽さまで考えて決めるのが大切です。

EF-PFNS14Wは2019年12月20日発売で、現在も販売中

エレコムがナノサクションを使ったEF-PFNSシリーズを発表したのは、2019年9月24日です。簡単に付け外しできるタイプとして、まず3サイズを10月上旬に新しく売り出すという発表でした。EF-PFNS14Wはそれに続き、2019年12月20日に発売されました。

EF-PFNSシリーズには、12.5型や13.3型、15.6型などのサイズも用意されています。このうち12.5型用だけが販売終了と表示されていて、EF-PFNS14Wは今もエレコム公式ページで発売中です。

16:10の画面ならEF-PFNS14W10、型番末尾の10に注意

同じ14Wインチ向けでも、画面の縦横比が16:9か16:10かで選ぶ型番が変わります。16:10の画面に合わせた製品はEF-PFNS14W10で、EF-PFNS14Wとは大きさの違う別製品です。

型番対応する画面外形寸法(ナノサクション部を含む)販売状況
EF-PFNS14W14Wインチ(16:9)幅316mm×高さ188mm発売中
EF-PFNS14W1014Wインチ(16:10)幅309mm×高さ202.5mm発売中
EF-PFS14W(旧型)14Wインチ-販売終了

注文の前に、自分のパソコンの画面が16:9なのか16:10なのかを確かめ、型番を取り違えないようにしてください。また、パソコンとの相性については保証しないと、販売店が商品ページで断っています。

EF-PFNS14Wの価格はツクモで4,631円、エレコム公式で10,175円

EF-PFNS14Wの値段は、売っている店によってかなり開きがあります。ネット通販のツクモでは4,631円(税込)、エレコム公式では10,175円(税込)と表示されていました。買う前にいくつかの販売店を見比べるとよいでしょう。

まとめ

エレコムのEF-PFNS14Wは、14型ワイド(16:9)のノートパソコン用の、吸盤で貼り付けるのぞき見防止フィルターです。口コミではサイズの合い方やのぞき見防止、ブルーライトカットへの満足と、作業中に外れて落ちるという不満の両方が出ています。外れやすさは、糊を使わない吸着方式と、画面の表面が平らかどうかの組み合わせで決まります。

買う前に見ておきたいのは、画面の縦横比が16:9であること、画面の縁が平らでシボがないこと、フィルターを付けたまま閉じられるかどうか、保護フィルムを貼っていないこと、の四つです。縁まで金属やガラスで覆われていたり、頻繁に付け外ししたりするなら、マグネット式を選ぶほうが向いています。

カフェや新幹線でノートパソコンを開く人は、画面の高さも気になるはずです。持ち歩きやすいエレコムの折りたたみ式ノートパソコンスタンドPCA-LTSC2WHの評判と仕様は、別の記事でまとめています。

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