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- 2026.11.01
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サンワダイレクトの400-FPRD1は、パスワードやPINを打つ手間を省ける指紋認証リーダーで、商品ページのレビューには、設定がすぐ終わって起動も楽になったという好意的な声が載っていました。USB Type-Aの端子に挿して使い、Windows 10や11が標準で備える生体認証機能のWindows Helloに対応します。発表は2021年11月17日で、直販価格は税込4,980円でした。
役割は、指紋センサーを内蔵していないデスクトップPCやノートPCに、指紋でのサインインを後付けすることです。
Type-Cポートしかないパソコンには、そのまま挿せません。拡張サインインセキュリティ(ESS)がオンのパソコンでは、一部のUSB指紋リーダーがサインインに使えません。
400-FPRD1の口コミは設定の早さと起動の楽さに好意的
通販サイトの商品ページで読めたレビューは、手間が減ったことを喜ぶ内容でした。書き手が買ったきっかけは、前のノートパソコンにはあった指紋認証が今のパソコンにはなく、PINの入力を面倒に感じたことだそうです。
使ってみると、設定はあっという間に完了し、起動も今ではとても楽になったと書かれていました。パスワードやPINを入れる作業を毎回省きたい人なら、導入のハードルは低いといえます。
400-FPRD1の直販価格は税込4,980円、Amazonのセールでは4,480円に
4,980円で始まり、Amazonの新生活セールでは4,480円まで値下げされた時期もありました。後継機が出た2024年にも、Type-A版の400-FPRD1は据え置きの4,980円で売られていると紹介されています。
400-FPRD1は指紋を最大10件まで登録でき、読み取りは360度に対応
正面に限らず360度どこからでも指紋を読める点が、この製品の特徴とされています。
本体はUSBポートに直接挿し、その状態で指紋をスキャンできる小さなつくりになっています。細かい仕様は次のとおりです。
| 項目 | 400-FPRD1の仕様 |
|---|---|
| 本体サイズ | 約20×16.5×11.6mm |
| 重量 | 約11g |
| 付属の接続ケーブル | 1.5m |
| 解像度 | 508dpi |
| 識別速度 | 50ms |
| 登録できる指紋 | 最大10件 |
400-FPRD1の精度は本人拒否率1.92%以下、他人受入率0.002%以下

認証精度は取扱説明書に数字が出ていて、本人拒否率が1.92%以下、他人受入率が0.002%以下です。USB指紋認証リーダーの解説記事の中には、本人拒否率3%以下と他人受入率0.002%以下を目安に挙げるものがあり、400-FPRD1はこの基準をクリアしています。
本人拒否率(FRR)は、持ち主の指を間違って弾いてしまう確率のことです。数字が大きいほど、自分の指なのにログインできないことが増えます。他人受入率(FAR)は反対に、別人の指を通してしまう確率を指します。こちらが上がると、悪意のある第三者に破られる危険が高まります。
本人拒否率と他人受入率はトレードオフの関係にあり、片方を下げようとするともう片方が上がります。ちょうどよい落としどころは、使い道や求めるセキュリティの水準で変わります。
公表される数字は製品ごとに違います。本人拒否率0.01%で他人受入率0.0001%の製品がある一方、本人拒否率0.5%で他人受入率0.01%の製品もあります。
Windows Helloは顔か指紋かPINでサインインし、パスワードを送信しない
Windows Helloとは、Microsoftが作った生体認証の仕組みのことです。顔か指紋かPINを使い、Windowsにサインインします。指紋認証に必要な部品は指紋センサーで、本体に組み込まれたものでも、USBでつなぐ外付けのものでもかまいません。
指紋認証なら、顔認証と違ってカメラのほうを向かなくて済み、部屋の明るさにも左右されにくいとされています。
Windows Helloはパスワードをネットワークに流さないつくりなので、パスワードが漏れるおそれがないうえ、フィッシング詐欺にも強い仕組みと説明されています。
指紋を読み取れないときの代わりの手段はPINです。顔でも指紋でも、認識に5回失敗するとPINを打つ必要が出てきます。
指紋の登録前にパスワードとPINの設定が必要

Windows Helloの指紋認証は、パスワードとPINが先に設定されていないと使えません。
400-FPRD1をパソコンにつなぐと、ドライバーのインストールが自動で始まります。Windows 10の場合は、「設定」を開いて「アカウント」に進み、「サインインオプション」の中にある「Windows Hello指紋認証」で「セットアップ」を選ぶと、登録に進めます。
似た指紋のエラーは別の指か再登録で試す
登録の途中で、すでに登録した指紋ととてもよく似ているというエラーが出る場合があります。対処法としては、違う指で試す方法と、登録ずみの指紋を消してから入れ直す方法があります。
PINを忘れてもパスワードでサインインできる
PINはパスワードの代わりにはなりません。認証を求めるシステムやアプリでは、これまでどおりパスワードの入力を求められます。
Windows HelloのPINは、設定した端末でしか役に立たないつくりです。そのため、PINが漏れた場合でも、他の端末から不正アクセスを受けにくいとされています。TPMチップがPINを守り、PINは端末の中にある認証鍵のロックを解く働きをします。
忘れたPINを取り出す手段はありません。ただし変更はできますし、パスワードで端末にサインインすることも可能です。桁数などのルールは一律でなく、所属する組織、Windowsのバージョン、適用されるポリシーで変わります。
Type-Cポートしかないパソコンには変換アダプタか400-FPRD2が必要
400-FPRD1の接続はType-Aです。Type-Cポートしか備えないパソコンでつなぐには、変換アダプタなどを用意します。400-FPRD2はType-C接続なので、こちらに変える手もあります。
後継の400-FPRD2は税込6,980円、MoC方式の400-FPRD3はWEB限定品
400-FPRD1の関連モデルとして、サンワダイレクトは次の2機種を用意しています。型番は末尾の数字だけが異なります。
| 型番 | 接続 | 登場時期と販売形態 | 主な特徴 |
|---|---|---|---|
| 400-FPRD2 | USB Type-C | 2024年3月26日に発表、同日から販売。直販価格は税込6,980円 | 指紋は最大10件、360度から読み取り、キーボードのパスワード入力と併用可、USBハブやドッキングステーション経由でも使用可 |
| 400-FPRD3 | USB Type-CとUSB Aをつなぐ1.5mのケーブル | WEB限定品 | MoC方式を採用し、指紋の登録は10個(データ10件)まで |
ESSが有効なパソコンでは要件外のUSB指紋リーダーをサインインに使えない

拡張サインインセキュリティは英語でEnhanced Sign-in Securityと書き、略称がESSです。Windows Helloの生体認証に上乗せする保護機能を指し、Microsoftは公式ドキュメントで、特殊なハードウェアとソフトウェアの部品によって顔や指紋などのデータにもう1層の守りを加える機能と説明しています。外付けのウェブカメラやUSB指紋リーダーの中にはESSの要件に届かない製品があり、それらではサインインできません。
ESSを有効にする条件は、ハードウェアとドライバーとファームウェアがいずれも対応していることです。「サインインオプション」の設定画面で、「拡張サインインセキュリティ」の欄が「オン」なら、ESSは有効です。Copilot+ PCはどれも最初からオンの状態です。オフに切り替えるとWindows Hello対応の外付け機器でもサインインできるようになりますが、その分セキュリティは下がります。
ESSはVBSとTPM 2.0で認証データを切り離して守る
ESSが使うのは仮想化ベースのセキュリティ(VBS)とTPM 2.0です。認証データを隔離したうえで、データが通る経路まで保護します。生体認証の処理はVBSの中で進み、Windowsの他の部分とは切り離されます。おかげで、マルウェアにOSを乗っ取られても、指紋の情報や、それに結びついたサインイン資格情報を盗まれたり書き換えられたりしにくいとされています。
TPMはパソコンの機密情報を守る専用のセキュリティチップ
TPM(Trusted Platform Module)は、暗号鍵やユーザー認証情報といった機密情報をハードウェアの領域に閉じ込め、マルウェアや攻撃者の手が届かないようにするチップです。Windows 11はTPM 2.0を要件にしています。
MoC方式はUSBドングルの中で指紋を照合する
指紋認証でWindows Hello ESSを使う場合に必要とされるのが、MoC(Match-on-Chip)方式です。センサーが読んだデータと、あらかじめ記憶した指紋の特徴点を、USBドングルの内部で照らし合わせる方式です。
MoH(Match-on-Host)という従来の方式では、この照合をパソコン側でやっていました。MoCなら指紋データをパソコンへ渡さず機器の中で認証が終わるため、セキュリティ上のリスクを抑えられるとされています。
ラトックシステムのESS対応モデルは1万120円からでパスキーにも対応
USB接続でWindows Helloに対応する指紋認証リーダーは、国内の複数メーカーが出しています。比べるときは、対応OSと認証精度に加えて、MoC方式かどうかも見るとよいとされています。古いモデルにはWindows 11で使えないものもあります。
他社の新しい例が、ラトックシステムが2026年9月中旬に発売した「RS-FPRD-A」と「RS-FPRD-D」です。Windows Hello ESSに対応し、パスキー認証にも使えます。パスキーとは、パスワードに代わる新しい認証方式のことで、生体認証やデバイスのPINでログインします。Type-Aモデルの価格は1万120円、Type-A/Cモデルは1万2430円で、どちらも400-FPRD1より高い位置づけです。
サンワダイレクトの400-FPRD1は指紋センサーのないパソコンに後付けする一台
400-FPRD1は、Type-A接続の指紋認証リーダーです。PIN入力が面倒で購入したというレビューは、設定の早さと起動の楽さを好意的に書いていました。
MoC方式の製品も比べたい方は、エレコムのMoC方式の指紋認証リーダーCR-FI01UBKの口コミで、約2gの小ささや評価の中身を確認できます。








