UGREEN DXP2800の評判は、結論から言えば「ハードウェア性能と価格のバランスに優れた2ベイNAS」として高く評価されています。Intel N100プロセッサ、8GB DDR5メモリ、2.5GbEネットワークという同価格帯では最強クラスのスペックを搭載しながら、スマホアプリだけで初期設定が完結する手軽さが、NAS初心者から中上級者まで幅広い層から支持を集めています。ただし、ソフトウェアの成熟度ではSynologyやQNAPに及ばない点、暗号化機能が現時点で利用できない点など、注意すべきポイントも存在します。この記事では、UGREEN NASync DXP2800の実際の評判や口コミを徹底的に分析し、基本仕様から競合製品との比較、メリット・デメリット、そしてどのようなユーザーに向いているのかまで、購入を検討している方が知りたい情報をすべてお伝えします。
UGREEN DXP2800とは?NAS市場に参入したUGREENの2ベイモデル
UGREEN NASync DXP2800は、充電器やケーブルなどのPC周辺機器で10年以上の実績を持つUGREENが、2024年にNAS市場へ本格参入した際に発表したNASyncシリーズの2ベイモデルです。NAS(Network Attached Storage)とは、ネットワークに接続して使用するストレージ機器のことで、家庭内やオフィス内のデータ共有やバックアップに活用されています。DXP2800はホームユーザーや個人向けのエントリーモデルとして位置づけられており、エントリーレベルのホームNASオプションの中で価格、性能、拡張性のバランスが最も優れた製品の一つとして注目を集めています。
DXP2800の基本スペック
DXP2800に搭載されているプロセッサは、第12世代Intel N100クアッドコアです。このプロセッサは省電力でありながら、NASに必要十分な処理能力を持っています。上位モデルのDXP4800 PlusやDXP6800 ProではIntel Core i5プロセッサが採用されていますが、2ベイモデルの用途においてはN100で十分なパフォーマンスを発揮します。
メモリについては、高速なDDR5 4800MHz 8GBを標準で搭載しています。これは競合製品であるSynology DS220+の2GB(最大6GBまで拡張可能)やQNAP TS-230の2GB(固定)を大幅に上回るスペックです。メモリの増設も可能で、最大16GB(8GB×2)まで対応しています。
ストレージ構成は、2ベイ(3.5インチまたは2.5インチHDD/SSD対応)で最大HDD容量は44TB(22TB×2)となっています。さらに、M.2 NVMeスロットを2基搭載しており、最大8TBのSSD追加が可能です。システム領域には32GBのeMMC(内蔵、はんだ付け)が採用されています。DXP2800は2つのSATAベイに加えて、キャッシュや追加ストレージ用の2つのM.2 SSDスロットも搭載しているため、Synology DS220+やQNAP TS-230(どちらも最大32TB)よりも大幅に多いストレージ容量を実現しています。
ネットワークは2.5GbE LANポートを1基搭載し、最大312.5MB/sの転送速度に対応しています。DXP2800の2.5Gbps LANポートは、DS220+やTS-230の1Gbpsポートに対して2.5倍の速度優位性を持ちます。ただし、一部のレビュアーからは、2ポート搭載されていればより良かったという意見も出ています。ASUSTOR AS5402TやTerraMaster F2-424ではデュアル2.5GbEが搭載されています。なお、2ベイモデルのDXP2800にはThunderbolt接続やSDカードスロットは搭載されていません。
インターフェースについては、フロントパネルにUSB-C×1とUSB 3.0×1を配置し、リアパネルにはUSB 3.0×1、USB 2.0×2、HDMI×1、2.5GbE×1を搭載しています。HDMIポートを搭載しているため、直接モニターに接続してメディア再生を行ったり、BIOS設定にアクセスしたりすることが可能です。
消費電力は動作時で50〜70W、アイドル時はより低い消費電力となっています。消費電力については、2ベイNASとしてはやや高めという指摘があります。省電力性を重視する場合は、SSDのみでの運用を検討すると良いでしょう。
DXP2800の筐体デザインに対する評判
多くの2ベイNASサーバーがプラスチック製の筐体を採用する中、UGREENはデザインに細心の注意を払い、DXP2800の筐体を完全にアルミニウム合金で製造しました。この金属製の構造により、NASにはかなりの重量感があり、近年の2ベイサーバーの中で最も重い製品の一つとなっています。フルアルミニウム筐体により、高級感と耐久性を両立しており、プラスチック製が多い2ベイNASの中で、明らかに上質な印象を与えるとの評価を受けています。
ドライブベイには、3.5インチHDDのネジ不要インストールを可能にするラッチ機構が採用されています。2.5インチドライブをインストールする場合のみネジが必要です。背面には90mmファンが1基搭載されており、マグネット式のダストフィルターにより、ホコリの侵入を最小限に抑える設計となっています。
UGOS Pro:UGREEN独自OSの評判と機能
UGOS Proの概要と設計思想
UGREEN NASのオペレーティングシステムは「UGOS Pro」と呼ばれ、Debian Linuxをベースに開発されています。海外製品でありながら日本語にも対応しており、デスクトップ画面やアプリ内の表示も日本語で利用できます。UGOS Proの設計思想は、「NASの難しい設定をアプリを使うことで手軽に扱えるようにする」というものです。AppleのApp StoreやGoogleのPlay Storeのような「アプリセンター」を通じて、さまざまな機能を簡単に追加することができます。
写真アプリとスマート機能の評価
UGOS Proの写真アプリは、Googleフォト的な機能を持っています。バックアップした写真や動画を参照できるだけでなく、人物の顔認識による分類、撮影場所による分類、被写体認識(動物、乗り物など)、ペット識別、テキスト識別、シーン認識といったインテリジェント機能を搭載しています。これらの機能は「ツールボックス」から「設定」、「スマート設定」でプラグインを導入することで有効化できます。スマホの写真アプリと遜色なく操作できるため、初めて触る人でも直感的でわかりやすい設計となっています。
自動バックアップ機能の評判
NASync DXP2800の最大の魅力の一つが自動バックアップ機能です。Wi-Fi接続時にカメラロールのデータを自動でNASにコピーする機能を備えており、アプリを開かなくてもバックグラウンドでバックアップが進行します。アップロード済みの写真はスキップされ、無駄な時間がかかりません。バックアップ範囲やバックアップ先、整理の方法を細かく指定可能で、ローカルネットワークでのバックアップのため、クラウドと違ってインターネット速度に影響されず高速であるという点が高く評価されています。
ユーザー管理とリモートアクセス
家族ごとにアカウントを分けて管理できる点が便利です。複数のユーザーを管理でき、ユーザーごとにアクセスできるフォルダを分けられます。各自のデータが自動で分けて保存されるようになっています。
「UGREENlinkリモートアクセスサービス」をオンに設定しておけば、家庭内だけでなくインターネット経由でUGREEN NASync DXP2800にアクセスできるようになります。VPNの設定をしなくても、外出先から自宅のNASにアクセス可能で、スマホやノートPCから自宅と同じ感覚でファイルを開けます。
クラウドストレージ連携
UGOS Proは、Microsoft OneDriveとの同期機能を備えており、OneDriveの内容をUGREEN NASync DXPシリーズに自動バックアップする機能も持っています。今後、Google Driveへの対応も予定されています。
ソフトウェアの課題と改善状況
レビュアーからは、UGOSにはまだ改善の余地があるという指摘もあります。ネイティブPlexクライアントが未対応(Dockerでのインストールは可能)、暗号化機能が現時点で利用できない、SynologyのDSMやQNAPのQTSほどソフトウェアが成熟していないといった点が挙げられています。ただし、UGREENはソフトウェアのアップデートを積極的に行っており、以前と比較すると大幅に改善されています。また、Dockerに対応しているため、公式アプリが存在しないサービスでも、ほとんどのサービスをDockerコンテナとしてインストールすることが可能です。
DXP2800の初期セットアップに関する評判
簡単なセットアップが高評価
開封から実際に利用できるようになるまでの時間は約10〜20分程度です。初期設定が非常に簡単で、ハードディスクは工具を使わずに取り付けることができ、RAIDの設定やHDDのフォーマット化といった作業もアプリの案内に従って入力していくだけでサクッと完了します。スマホアプリだけで初期設定が完結し、専門知識がなくても使い始められる点が、NAS初心者から高く評価されています。
HDDの取り付け方法
スロットを取り外したら、別途購入しておいたハードディスクをセットします。特別な工具など不要で、サクッと固定ができます。重要な注意点として、新しいハードドライブの使用が推奨されています。ドライブをインストールする際、NASシステムはドライブをフォーマットし、既存のデータがすべて消去されます。インストール前に重要なデータは必ずバックアップしてください。
ネットワーク接続
付属の電源アダプターをコンセントに差し込み、付属のLANケーブル(CAT7)をルーターと繋げて電源を投入すれば準備完了です。DXP2800は2.5GのLANポートに対応しているので、お使いのルーターが対応していれば2.5Gポートに、対応していない場合でも1Gの通常ポートに接続すれば問題なく動作します。
スマホアプリでの設定手順
NASyncシリーズの特徴として、PCでセットアップ用ユーティリティをインストールするのではなく、スマホアプリで設定が完結できるようになっています。AndroidまたはiPhoneに「UGREEN NAS」アプリをインストールし、NASync DXP2800とWi-FiルーターをLANケーブルで接続して電源を入れた状態でアプリを起動します。NASデバイスとスマホが同じLAN上にあることを確認し、「UGREEN NAS」を開くと、システムが自動的にデバイスを検索します。デバイス底面のQRコードをスキャンして追加することもできます。
デバイスの名前を設定し、ローカル管理者アカウントを作成してデバイスを管理します。UGREENlinkリモートアクセスやデバイス通知などの追加機能を使用したい場合は、UGREEN Cloudアカウントを登録してデバイスをバインドできます。不要な場合はスキップしてLAN内でのみ使用することも可能です。「UGREEN NAS」から「Storage Manager」に入り、ストレージプールとボリュームを作成すれば初期セットアップは完了です。
DXP2800のパフォーマンスと転送速度の評判
高速な転送速度が好評
DXP2800は2.5GbE ネットワークポート(最大312.5MB/s)を搭載しているため、高速でデータのやり取りを行えます。同価格帯(5万円前後)の製品は1Gbpsが多いですが、本製品は2.5Gbps対応で速度面に優れています。
実際のベンチマークテストでは、5GBのデータコピーが平均22秒で完了し、シーケンシャル読み速度は平均292MB/s超え、ランダムアクセス速度は平均60MB/s前後という結果が報告されています。シーケンシャルの読み速度は高水準で、日常的な利用には十分な性能です。一方で、ランダムアクセス速度はやや控えめで、アプリの動作や画像プレビューなど、一部の処理では他の製品に比べて遅さを感じる場面があるかもしれません。
クラウドストレージとの速度比較
実際に4.68GBある4K動画素材をアップロードする速度を比較した結果、DXP2800は約48秒で完了したのに対し、Googleドライブでは約6分かかりました。ローカルネットワークでのバックアップは、クラウドストレージと比較して圧倒的に高速です。インターネット回線の速度に依存しないため、大容量ファイルの転送に大きなアドバンテージがあります。
SSDキャッシュの効果
M.2 SSDスロットにSSDを搭載してキャッシュとして使用することもできますが、実際の効果は限定的です。結局はネットワーク速度がボトルネックとなるため、UGREEN NASync用のSSDとしてはPCIe 3.0で十分といえます。ただし、SSDをキャッシュではなく、メインストレージとして使用する場合は、HDDと比較して静音性が大幅に向上します。
静音性についての評価
DXP2800は静かに動作しますが、これはSSDを使用している場合に限られます。スピニングドライブ(HDD)を使用する場合、ノイズは感じられますが、許容範囲内という評価です。
DockerとPlexメディアサーバー対応の評判
Docker機能の活用
UGREEN NASync DXP2800はDocker機能に対応しており、公式アプリセンターに存在しないサービスでも、Dockerコンテナとしてインストールすることが可能です。これにより、NASの活用範囲が大幅に広がります。公式アプリがないサービスでもDockerで導入できるため、カスタマイズ性を求めるユーザーから高く評価されています。
Plexメディアサーバーの導入方法
多くのUGREEN NASyncユーザーがPlexメディアサーバーを使用したいと考えていますが、UGOSアプリセンターにはネイティブのPlexアプリケーションがありません。しかし、Docker機能を使用することで、コンテナ化されたPlexを作成してメディアサーバーをホストすることが可能です。
Plexのインストール手順は、Dockerアプリを開き、Docker内でImagesタブに移動し、Image Databaseで「Plex」を検索して「linuxserver/plex」バージョンをダウンロードし、コンテナを作成して起動するという流れです。インストール完了後、ブラウザで「http://[NASのIPアドレス]:32400/web」にアクセスすることでPlexの設定画面に入れます。
より高度な設定として、Portainerを使用してハードウェアトランスコーディングを有効にすることもできます。注意点として、ハードウェアトランスコーディングにはPlex Passが必須です。また、フォルダ名に「tv shows」(スペースあり)を使用するとうまくいかない場合があり、「tv_shows」(アンダースコア)にすると正常に動作したという報告があります。DXP2800のIntel N100プロセッサは、Plexのハードウェアトランスコーディングにも効率的に対応でき、大容量メディアライブラリや古いデバイスへのキャストに活用できます。
TrueNASやUnraidなど代替OSに対する評判
サードパーティOSへの対応
UGREENは、TrueNASやUnraidなどのサードパーティOSをインストールしても保証が無効にならないとされています。ただし、サードパーティOSを使用している場合、ハードウェアの問題でない限りサポートは受けられません。これは、カスタマイズ性を重視するパワーユーザーにとって大きなメリットです。
DXP2800の構造上の注意点
DXP2800は、OSがM.2 SSDではなく、32GBのeMMCに格納されています。このeMMCははんだ付けされており、交換可能なSSDではありません。これは代替OSをインストールする際の考慮事項となります。
TrueNASのインストール
TrueNASをUGREEN NASにインストールすることで、堅牢なオープンソースのデータ管理・共有OSの機能を活用できます。インストールにはNASをHDMI経由でモニターに接続し、キーボードとマウスをNASに接続し、イーサネットケーブルでNASをネットワークに接続する物理的なセットアップが必要です。BIOSへのアクセスは、UGOS NAS GUIの「コントロールパネル」から「ターミナル」に移動してSSHアクセスを有効にするか、起動時にCtrl+F12キーを連打してBIOSに入ります。
コミュニティでは、ミラーリングされたNVMeドライブにTrueNASをインストールしたものの、それらをOS以外の用途に使用できないことに気づいたユーザーもいます。内蔵eMMCカードにTrueNASをインストールし、重い書き込み処理(ログなど)をNVMeにリダイレクトしてeMMCの消耗を防ぐ方法も検討されています。
ユーザーからは、DXP2800(2ベイ 3.5インチ + 2 M.2スロット、RAMを16GBにアップグレード、N100プロセッサ)でTrueNAS Scaleを正常にテストできたという報告があります。
DXP2800と競合製品の比較評価
Synologyとの比較
ハードウェア面では、UGREEN DXP2800はSynologyの同価格帯製品を上回っています。プロセッサはIntel N100(DXP2800)対Celeron J4025(DS220+)、メモリは8GB DDR5(DXP2800)対2GB(DS220+)、ネットワークは2.5GbE(DXP2800)対1GbE(DS220+)、ストレージ容量は最大44TB + 8TB SSD(DXP2800)対最大32TB(DS220+)となっています。
ソフトウェア面では、Synologyは長年の実績があり、DSMの成熟度と安定性で優位性があります。より洗練されたソフトウェア体験、プラグアンドプレイのアプリ、長期的なベンダーサポートを重視する場合は、Synologyの方が適している可能性があります。
QNAPとの比較
QNAPはネットワーク接続ストレージ技術で20年の実績を持つベテランです。QNAPはSynologyより少し安い傾向がありますが、それでもUGREENの価格帯には及びません。ソフトウェアの成熟度ではQNAPのQTSがUGOSを上回りますが、ハードウェアのコストパフォーマンスではUGREENが優位です。
価格比較
UGREEN DXP2800の価格は通常価格で55,880円(日本)、349ドル(米国)で、セール時には33,528円〜(最大40%オフ)、314ドル〜(クーポン使用時)となっています。同価格帯の競合製品はSynology DS220+が約40,000〜50,000円、QNAP TS-230が約25,000〜30,000円、ASUSTOR AS5402Tが約45,000〜55,000円、TerraMaster F2-424が約40,000〜50,000円となっています。価格性能比で見ると、DXP2800は非常に競争力のある製品です。
市場状況
日本国内においては、Synology、バッファロー、QNAP、ASUSTORがほぼNAS市場のシェアを握っている状態です。UGREENは電源アダプター、PC周辺機器、ケーブルの分野で10年以上の実績がありますが、NASの世界での実績は比較的短いです。しかし、その強力なハードウェアと積極的な価格設定により、着実にシェアを拡大しています。
UGREEN DXP2800のメリットまとめ
DXP2800の評判から見えてくるメリットは多岐にわたります。まず、優れたハードウェア性能として、Intel N100プロセッサ、8GB DDR5メモリ、2.5GbEネットワークという組み合わせは、同価格帯では最強クラスです。
高品質な筐体デザインも大きな魅力で、フルアルミニウム筐体により、高級感と耐久性を両立しています。プラスチック製が多い2ベイNASの中で、明らかに上質な印象を与えます。
簡単なセットアップも高く評価されており、スマホアプリだけで初期設定が完結し、専門知識がなくても10〜20分程度で使い始められます。
拡張性についても、M.2 SSDスロット2基、メモリ増設対応(最大16GB)により、将来的な拡張にも対応しています。
コストパフォーマンスはDXP2800の最大の強みの一つで、ハードウェアスペックに対する価格は非常に競争力があります。
サードパーティOS対応として、TrueNASやUnraidなどの代替OSをインストールしても保証が無効にならないとされています。
Docker対応により、公式アプリがないサービスでも、Dockerコンテナとして導入可能です。
UGREEN DXP2800のデメリットと注意点
一方で、デメリットや注意点も存在します。ソフトウェアの成熟度については、UGOSはSynology DSMやQNAP QTSと比較すると、まだ発展途上です。
暗号化機能の欠如は、現時点で暗号化機能が利用できないことを意味し、セキュリティを重視するユーザーにとって懸念事項です。
シングルLANポートについて、2.5GbEポートが1基のみで、冗長性やリンクアグリゲーションには対応していません。
消費電力は50〜70Wで、2ベイNASとしてはやや高めです。
新興メーカーとしての実績については、NAS市場での実績が短く、長期的なサポートやソフトウェアアップデートの継続性については未知数な部分があります。
HDDでの騒音について、SSD使用時は静音ですが、HDD使用時はノイズが発生します。
DXP2800をおすすめできるユーザー層
DXP2800が向いている人
NAS初心者には最適な選択肢です。スマホアプリで簡単にセットアップでき、直感的なUIで操作できるため、初めてNASを使う人に最適です。
スマホの写真・動画バックアップを重視する人にもおすすめです。自動バックアップ機能が充実しており、クラウドストレージからの移行先として最適です。
コストパフォーマンスを重視する人には、同価格帯で最高レベルのハードウェアスペックを求める人に適しています。
将来的な拡張性を求める人にも向いており、メモリ増設やM.2 SSD追加に対応しているため、段階的なアップグレードが可能です。
Dockerを使いたい中級者以上にとっても、公式アプリにないサービスもDockerで導入できるため、カスタマイズ性を求める人に適しています。
DXP2800が向いていない人
ソフトウェアの安定性を最重視する人は、長年の実績があるSynologyやQNAPの方が安心できるかもしれません。
暗号化機能が必須の人は、現時点でUGOSには暗号化機能がないため、セキュリティ要件が厳しい用途には不向きです。
ネットワーク冗長性が必要な人は、シングルLANポートのため、複数ポートによる冗長構成は取れません。
超省電力を求める人は、消費電力がやや高めのため、24時間稼働での電気代を気にする人は注意が必要です。
DXP2800購入時のポイントとアドバイス
おすすめのHDD
DXP2800は最大22TB×2のHDDに対応しています。NAS用途にはWestern Digital Red PlusやRed Pro、Seagate IronWolfやIronWolf Pro、東芝 N300シリーズがおすすめです。これらはNAS向けに設計されており、24時間365日の稼働に対応しています。
SSDの選び方
M.2 SSDスロットには、PCIe 3.0対応のSSDで十分です。PCIe 4.0の高速SSDを使用しても、結局はネットワーク速度がボトルネックになるため、過剰投資になる可能性があります。キャッシュ用途であれば、500GB〜1TB程度のSSDが適切です。メインストレージとして使用する場合は、必要な容量に応じて選択してください。
ルーターについて
DXP2800の2.5GbEポートを活かすには、2.5GbE対応のルーターが必要です。対応していないルーターでも1Gbpsで動作しますが、本来の性能を発揮できません。将来的な速度向上を見据えて、2.5GbE対応ルーターへの投資も検討する価値があります。
まとめ:UGREEN DXP2800の総合評価
UGREEN NASync DXP2800は、NAS市場に新風を吹き込んだ意欲的な製品です。Intel N100プロセッサ、8GB DDR5メモリ、2.5GbEネットワーク、フルアルミ筐体という強力なハードウェアを、競争力のある価格で提供しています。
ソフトウェア面ではSynologyやQNAPに一日の長がありますが、UGREENはアップデートを重ねて着実に改善を続けています。Docker対応により拡張性も確保されており、サードパーティOSのインストールも可能という柔軟性も魅力です。
初めてNASを導入する人にとっては、スマホアプリで完結する簡単なセットアップと直感的なUIが大きな魅力となるでしょう。一方で、ハードウェアのカスタマイズ性を求める中上級者にとっても、TrueNASやUnraidをインストールできる自由度は見逃せないポイントです。
UGREEN DXP2800の評判を総合すると、コストパフォーマンスを重視しながら、信頼性の高いNAS環境を構築したい人にとって、有力な選択肢の一つと言えるでしょう。








